レコンキスタとその影響(後編)
生活の中に見るイスラムの影響
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コルドバ旧市街 |
イスラムの建築様式を今に残す中庭(パティオ)を配した家は半島南部のアンダルシア各地で見ることができます。コルドバ旧市街の入り組んだ細い路地を歩くと、白い壁に囲まれた中庭の家を見つけるでしょう。涼しげな噴水、植物や花々が植えられ、庭を取り囲むように部屋が配置されています。街路から家の中をうかがうことはできず、イスラムの女性が他人に見られずに開放的に生活できた空間です。もともとローマ時代のアトリウムに、イスラムの生活様式が取り入れられた中庭は水と花と緑に満ちた「地上の楽園」なのです。
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アルハンブラ宮殿内のライオン宮の中庭 |
グラナダの最古地区アルバイシンでも、細い路地と白い壁、涼しげな中庭、イスラム風に装飾された窓などが残されています。セビリアから90キロほど南下したアルコス・デ・ラ・フロンテーラは、斜面に建つ白い家並みが印象的な天然の要塞都市です。ここでも細い迷路のような路地と中庭の家々が並びます。
町歩きに疲れたら、バル(スペイン風居酒屋)でひと息です。スペインを代表する伝統料理パエリアは、イスラム支配時代にイベリア半島に伝わった米とサフランなくしては生まれなかったといわれています。バレンシア名物オルチャータはイスラム時代に伝えられた夏の冷たい飲み物。チュファというカヤツリ草の地下茎を絞り、蜂蜜か砂糖を加えて作ります。アーモンドや砂糖もイスラム教徒がイベリア半島に定着させた食材のひとつだそうです。
・レコンキスタとその影響(前編)
参考文献
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