日々是旅立
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2021年09月22日
すごいぞ、山形。明治洋風建築の粋
社長 松本佳晴
明治維新で日本の価値観は大きく変わり、文明開化のシンボルとして、全国各地に洋風建築が建てられました。中でも、初代県令(のちの県知事)三島通庸(みちつね)が都市造りを行った山形には、私たちがあっと驚くような粋なデザインの洋風建物が幾つも残っています。
明治10年竣工の初代山形県庁舎が正面に堂々と構える今のメインストリート七日町通りの両側も、ほとんどが洋風建築となり、江戸時代の風情が一変した貴重な絵図も残されています。
この初代山形県庁舎は、今も県の郷土館のひとつ「文翔館」として、一般開放され、ほぼ原型をとどめた姿を誇示して、山形の街を見守っています。
さらに、明治11年には完成した旧県立病院「済生館」(三条実美が命名)は、思わず笑みがこぼれるような、中庭をぐるりと囲む環形の洋館で、山形明治建築のこれぞ真骨頂、といった存在です。宮崎駿のアニメに登場してほしいくらいのインパクトで、外から、中から、様々な角度からご覧いただきたい洋風建築の最高傑作といって良いほどです。明治13年には、医師ローレツ博士が来日して、約2年間、ここでドイツ医学の普及に尽力しました。こちらも、街の中心部から露城公園(山形城址)に移築されて、もうひとつの郷土館として、訪れる人々に山形の歴史を語りかけてきます。
さらに、レトロモダンなカトリック山形教会や聖ペトロ教会などの教会建築、ルネッサンス様式の旧山形師範学校本館(現在は、「教育資料館」)など小ぢんまりとした山形市内の建築さんぽは、なかなかに面白いものです。
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