６月、佐渡の海辺が美しくなる季節が始まります。北の浜辺にはハマナス、トビシマカンゾウなど寒冷系の花々が咲き始め、夏にかけてはヒマワリの花も見事です。

なかでもトビシマカンゾウの花は、「佐渡の景カンゾウハマナス共に濃し」、「カンゾウの群生海へ落つる崖」など多くの歌が残り、柳田国男も大野亀一帯の群生について『佐渡一巡記』で極めて印象的に記しています。
佐渡の北端の海辺である二つ亀から大野亀に至る海辺、外海側の北側の斜面や大野亀の風吹きぬける草原は、サハリンカムチャツカに似た美しい光景を見せてくれます。

このあたりは佐渡の観光の中心地である南部の宿根木や相川の佐渡金山などとは正反対のエリアなので、一般の観光客が訪れることはあまりありませんが、人知れず咲く黄色の可憐な花々の群生を見たいものです。

下記のツアーで佐渡・大野亀を訪ねます

夏の佐渡じっくり周遊の旅【4日間】