日々是旅立

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2021年11月03日

越前 知的探索の旅(その1)北前船主の豪勢な屋敷「右近家」を訪ねて

社長 松本佳晴

 敦賀港に近い、南越前の日本海沿いの集落、河野(こうの)。ここに、北前船主の館「右近家」の立派な屋敷が残され公開されています。

 日本海五大船主のひとつ「右近家」。全盛期には30余隻をかかえ、一年に一度の大航海で、各港で商いをしながら、大阪と蝦夷地を結ぶ北前船を運営していました。江戸から明治30年にかけて莫大な利益を残した北前船は「動く総合商社」とも云われましたが、その後の衰退と共に、右近家は蒸気船を導入し海運の近代化を進めると同時に事業の転換を計り、海上保険業に進出。現在の「損保ジャパン日本興亜」の前身、日本海上保険会社を設立します。 

 この邸宅は、江戸天保時代の構えを基本にして明治34年に建て替えたもので、上方風切妻造二階建で、材料は北前船が各産地から運んだ豪勢な屋敷です。背後の山中腹に造られた庭園には、アルプスの山荘風の西洋館(内装は和室)が建てられ、素晴らしい日本海を眺めることができます。

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右近家西洋館からの河野集落。町中には海岸に並行して「船主通り」が残り、両側には中村家など北前船主の屋敷が立ち並んでいます。
「右近家」の全容。目の前が日本海です。右奥の山の中腹が西洋館。
吹き抜けの母屋には、船旗(のぼり)が並び、往時をしのばせています。
右近家西洋館の階段踊り場。美しい船のステンドグラスが見事です。
あわら温泉では、明治17年(1884年)創業の灰屋旅館をご用意しました。
大女将が自ら、丁寧にお客様一人ひとりにご挨拶して送り出している姿には感銘を受けました。

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