佳景・名景・絶景

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2024年04月05日

日本一の落差 称名滝 (富山県)

特に水量の多い雪解けの後などに姿を現す幻の「ハンノキ」滝(右側)
紅葉の時期も絶景です

称名滝は、立山連峰を源流とし、弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ちる滝で、日本一の落差、350mを誇ります。国の名勝および天然記念物に指定され、日本の滝百選、日本の音風景100選にも選定されています。大迫力の滝の光景は圧巻で、特に水量の多い雪解けの春から夏にかけてが見どころです。称名滝の名前は法然が滝の轟音を「南無阿弥陀仏」という称名念仏の声に聞こえたということが由来とされています。実は、称名滝の右手に幻の「ハンノキ」という滝が出現することがあります。落差は称名滝を超える500mとも。幻というだけあって、雪解けや大雨のあとなど特別に条件が揃った時だけ出現します。滝壺のしぶきも激しく近くに行くとすごい勢いです。称名滝はそんな水量の多い時期も楽しめますが、秋には紅葉をバックにまた違った美しさを見せてくれます。四季折々の美しさを見せる称名滝。ぜひ訪ねてみてください。

【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

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