【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2023年12月01日
【帰着レポート】語り部と旅する「屋根のない博物館 萩 幕末維新散歩」
〈2023年11月28日(火)~12月1日(金) 添乗員:大阪支店 八百屋 健太〉
〈2023年11月28日(火)~12月1日(金) 添乗員:大阪支店 八百屋 健太〉
講師の竹本知行教授と一緒に、屋根のない博物館“萩”を満喫!
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の4つの構成要素と、4つの重伝建地区がある萩市、その町並みは江戸末期の古地図とほとんど変わっていません。今回は、幕末・維新の研究をされている竹本知行教授と一緒に、萩の町を歩きながら長州藩の秘密に迫りました。
藩校「明倫館」(現明倫学舎)では復元教室で竹本先生の面白講座を拝聴しました。
萩藩の教育や人材育成の中枢を担った「藩校明倫館」、吉田松陰(当時11歳)が藩主毛利敬親に御前講義を行ったことは有名です。出身者には長井雅楽、桂小五郎、高杉晋作、井上馨、乃木希典など幕末から明治にかけて日本をリードした面々が並びます。
今回は、明倫小学校時代を復元した教室で竹本教授から「再考・ペリー来航 長州立案、驚異の撃退プラン」と題する講義を受けました。テンポがよく、語り口調も軽快な竹本先生の講義はとても面白かったです。
ツアーで訪れることの少ない「恵美須ヶ鼻造船所跡」や「萩反射炉」も訪れました。
海に面した萩を首府とし、下関を擁する長州は、早くから「海防」の意識が高い藩でした。世界遺産の構成要素である「恵美須ヶ鼻造船所跡」や「萩反射炉」は萩の中心部から少し離れているため、ツアーにはなかなか組み込まれませんが、長州の幕末を語る上でぜひ訪れたい場所です。
「屋根のない博物館」萩の町は歩いて巡るのが楽しい
萩の町では、桂小五郎や高杉晋作、田中儀一が生まれた城下町地区、上級武士の屋敷が並ぶ堀内地区、久坂玄瑞の生誕地がある平安古地区を歩きました。土塀から夏みかんがのぞき、鍵曲(かいまがり)と言われる直角に曲がった道が特徴的です。
萩のガイドさんは歴史を分かりやすく楽しく説明してくれました。
萩のボランティアガイドさんは皆さんたいへんユニーク、ともすれば堅くなりがちな歴史の話を、分かりやすくユーモアも交えて説明してくれました。誰もが地元である萩の町をこよなく愛しているというのが伝わってきました。
重伝建「浜崎地区」は北前船の寄港などで賑わった港町
この地区の見どころは江戸時代、明治、大正、昭和と時代を超えた建物が百軒以上も残っている街並み、その中で特筆すべきは「旧萩藩御船倉」です。お殿様の御座船や軍船を格納する場所で、約400年前に建てられました。屋根付きの御船倉が残るのは全国でここだけです!
本数も少なくなった山陰本線、レトロな萩駅から長門市駅へローカル線の旅!
長州ファイブのひとり、鉄道の父と呼ばれた井上勝の銅像が建つ萩駅。レトロな駅舎が可愛らしい駅です。ここから一両編成の列車!?に乗って長門市駅まで。真っ青な日本海やオレンジ色の石州瓦を葺いた家々を車窓に見ながら約30分の鉄道の旅です。
幻の童謡詩人「金子みすゞ」さんの故郷を訪ね仙崎へ!
「みんなちがって、みんないい」というフレーズ、70年も前にうたわれた詩であるにもかかわらず、現代においても少しも古びず、逆にとても新鮮です。いや今の時代にこそマッチするのではないでしょうか。このたびは金子みすゞさんゆかりの仙崎を訪ねました。
山口の新名所「元乃隅神社」も訪れました。
2015年、アメリカのニュース専門チャンネルCNNが「日本の最も美しい場所31選」を公開し、金閣寺や厳島神社など名だたる名所とともに選ばれたのがこの元乃隅神社です。それ以来訪日外国人の方がこぞって訪れるようになり、逆輸入式で山口の新名所となりました。
この度は萩に3連泊し、幕末維新散歩というテーマで町を歩きました。地元のガイドさんやホテルの方に話を聞くと、多くのツアーが1泊するかしないかで次の目的地に移動してしまうとのこと。見どころも多く、食べるものも美味しい萩は腰を据えてじっくり見ていただきたい町です。
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