2020年4月1日更新

第1回 アッシジ(イタリア)と聖フランチェスコ

聖フランチェスコ
イタリア中部・ウンブリア平原を見下ろす丘の上に建つアッシジの町。
人口わずか2万8千人の小さな町にイタリア守護聖人のひとり聖フランチェスコが生まれました。

1182年に裕福な織物商の息子として生まれたフランチェスコは一切の財産を放棄、12人の同士とともに「小さき兄弟会」を創立。1210年にローマ法王の認可を受けフランチェスコ会を開きます。

1226年に生涯を閉じ、そのわずか2年後の1228年に異例のスピードで列聖され、同年、今もアッシジの町を包み込むように建つ聖フランチェスコ聖堂の建設がスタートしました。
聖フランチェスコ聖堂の上堂にはルネッサンス初期の画家ジョットによる「聖フランチェスコの生涯」(1275年~1300年頃の作品とされている)が28の場面としてフレスコ画で描かれています。

有名な15枚目の「小鳥に説教をする聖フランチェスコ」の1シーンは有名ですね。
小鳥に説教をする聖フランチェスコ
アッシジ旧市街を歩けばジョットのフレスコ画に描かれている実際の場所に立つことができますし、旧市街に程近い場所に建つサン・ダミアーノ教会はフランチェスコが十字架から神の声を聞いた場所であり、クララ修道会を開いたキアラ(クララ)が1212年にフランチェスコの指導を仰ぎ修道生活に入った教会など見どころは尽きません。  

今もフランチェスコ修道会の修道士たちが旧市街を歩き、清貧を貫く厳かなフランチェスコの教えが町に溢れています。

次回はイスタンブール(トルコ)とスレイマン1世を予定しております。
次回更新予定:4月10日(金)
お楽しみに!

藤沢営業所所長:近 博之
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聖フランチェスコ聖堂