【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2020年12月30日
東京を楽しもう Eコース 池波正太郎グルメの世界
2020年12月1日~12月2日 2日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜
神田駿河台、明治大学と日本大学に挟まれたお茶の水の高台に、一軒のホテルがあります。1954年創業の山の上ホテルです。池波正太郎や川端康成、三島由紀夫ら文豪に愛されたクラシックなホテルで、わずか30数部屋しかありません。元々1937年に作られた建物を活かしており、決して豪華なホテルではありませんが、「ここに泊まるのが夢だった」というお客様もいらっしゃいました。師走のはじめに山の上ホテルで1泊し、お茶の水界隈の散策を通して街の記憶に触れる旅でした。
お茶の水エリアの歴史散歩
山の上ホテルを起点に、両日に分けて約2時間ずつ界隈の散策へ。初日は「歴史散歩」がテーマ。お茶の水エリアは会社にも近く、学生時代より慣れ親しんだ街ゆえ知ったつもりでいましたが、ガイドさんの説明と共に街を歩くとと知らないことばかりで驚きました。例えば駿河台を淡路町駅方面に下り、外堀通りを渡って路地裏に入り「いせ源」や「やぶそば」などの老舗が軒を連ねる近くには信号機のない不思議な五差路があるのですが、昔は連雀町と呼ばれていたのだとか。連雀とは籠を背負う際に肩に充てる装飾布のことを言い、江戸の昔に連雀職人が多く住んだことから連雀町の名が付いたそうです。その後幕府の命により三鷹の地に移住させられたそうですが、彼の地にある上連雀、下連雀の地名にこの歴史が残りました。まさに、町の名は町の記憶。これはほんの一例で、歩けば歩くほど新しい発見があるのです。江戸の街づくり、今に続く東京の開発の歴史は癖になりそうな面白さでした。
池波正太郎も愛した老舗へ
ツアーではまた、食にもテーマを持たせました。都内唯一のあんこう料理専門店の「いせ源」や向かいの甘味処「竹むら」はいずれも池波正太郎が愛した老舗。また山の上ホテル内にある「天ぷら山の上」も三島由紀夫お気に入りの店です。名店には事欠かない界隈ですが、ホテルと食を昭和の文豪とテーマに結びつけることによって、まるでタイムスリップしたかのようなひと時を味わえた、と好評でした。
「東京」は今後も積極的にシリーズ化してゆきたい、無限の可能性を秘めた街でした。
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