【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年12月29日

三河湾国定公園と絶景の地・伊良湖

2020年11月25日~11月27日 3日間 添乗員:東京支店 下平裕史

日本の国立公園・国定公園内の景色や環境の良い場所に作られた休暇村。今回は愛知県渥美半島の先端にある三河湾国定公園内の伊良湖へ行ってまいりました。自然とのふれあいを大事にすることで人と自然が共生をしていくという休暇村のテーマのもと、今回の旅では、ただ泊まるだけではなく「三河湾国定公園に生息する植物」の講義や、夜の星空観賞、朝の三河湾国定公園の散策、そして地元の旬の食材を使った会席料理を満喫してまいりました

朝は田原弁のラジオ体操の後、休暇村のスタッフと三河湾国定公園の植物散策へと出掛けました。
絶滅危惧種のハギクソウに出会えました。

知られざる地・渥美半島の先端伊良湖

愛知県は渥美半島の先端にある伊良湖岬。今回ご参加された方は「豊川までは行ったことがあるけど、その先の伊良湖岬までは行っていなかった」という方がほとんどでした。中央構造線の外側に沿って東西に並ぶ山地の周りに、静岡県の天竜川方面から運ばれた砂礫が堆積して厚い層ができ、海面変動とプレートの沈み込みにより隆起運動が加わったことで、今の渥美半島の形が作られました。半島の中央には赤石山脈の末端が走り300メートルほどですが山が連なり、起伏に富んだ地形になっています。太平洋側は荒波に浸食された高さ20メートル以上もある荒々しい断崖が、反対側の三河湾は低く穏やかな海岸が続きます。先端には伊良湖岬があり、航海の難所に灯台も立っています。今回の旅では、バスにて中央付近を走り、渥美半島の北側や、太平洋側まで見て周りました。ご希望の方とは灯台まで歩き、対岸には三重県の伊勢のあたりまで見ることができました。

伊良湖のシンボル伊良湖岬灯台。太平洋から伊勢湾、三河湾までを一望する灯台です。

野菜王国渥美半島

市町村別農業産出額において渥美半島の中心である田原市は平成25年から連続して全国1位になっています。いまでこそ全国一ですが、かつては不毛の大地でした。しかし、昭和43年に豊川用水の通水以降、渥美半島の自然と年間平均気温が16度という温暖な特性を活かしながら徐々に農業が発展。今では露地栽培や温室、畜産団地などの造成により、キャベツ、ブロッコリー、レタス、スイートコーン、メロンなどの栽培が盛んになりました。途中立ち寄った渥美半島の道の駅では朝採りの新鮮な野菜が並び、都内に比べたら破格の値段で売られていました。また、宿泊した休暇村の朝食や売店にも渥美半島で採れた新鮮な野菜が並んでいました。

ホテルには渥美半島で採れる野菜の地図も描かれていました。
キャベツはシーズンということもありこの価格で売られていました。道中にも多くのキャベツ畑も見ることができました。

多幸(たこ)の島、福(ふぐ)の島・日間賀島

名古屋から一番近い島として知られる日間賀島。篠島と佐久島を含めた三つの島は三河三島と呼ばれています。その中でも最も観光客が多く来る島が日間賀島です。伊良湖から高速船で20分。一周たったの5.5キロですが、ゆっくり2時間もあれば一周できてしまう大きさです。タコの島ということもあり、軒下にはタコの干物が干してある風景も見ることができました。今の季節、日間賀島ではフグが旬を迎えます。かつて、この島では食べられてはいませんでしたが20年ほど前に地元を盛り上げるためにふぐをレストランで提供するようになり、今では多幸(たこ)だけでなく、福(ふぐ)の島としても知られるようになりました。今回は島内でご希望のお客様と丸ゆでだことふぐ料理を召し上がりました。味はもちろん、てっさは鶴盛りになっており見た目でも楽しめる造りになっていました。

冬の味覚ふぐ。延縄漁は100年以上続く伝統の技です。
日間賀島のシンボルのタコ。西港のタコはマスクをしていました。

愛知県の観光としてはあまり注目されない地ですが、太平洋、三河湾、伊勢湾を見渡せる絶景の地伊良湖。つい先日、温泉が湧出したというニュースもありました。これから注目度が増していく観光地です。

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