【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2024年07月26日

【視察レポート】「香川・兵庫コラボ観光プロジェクト2024」始動! その①

瀬戸内海沿岸、兵庫・香川の魅力をつぶさに訪ねるコースを新発表!

今年3月に実施した早春せとうみ小豆島の企画にはおかげさまで140名のお客様がご参加くださり、好評をいただきました。そのツアーでは小豆島を中心にご案内しましたが、小豆島を挟んで瀬戸内海の両岸、兵庫と香川にはまだまだ魅力的な訪問地がたくさんあります。今回は、ツアーを通じて出会った香川・兵庫の両観光協会・DMOのメンバーの協力のもと、さらなる訪問地を視察。「香川・兵庫コラボ観光プロジェクト2024」と題し、この旅でしかお楽しみいただけない特別プログラムも含め、3つのコースを企画いたしました。香川・兵庫への旅を通じて、日本伝統の美や食のレベルの高さ、文化性の高さを再発見いただければ幸いです。

「香川・兵庫コラボ観光プロジェクト2024」視察チーム 柴尾祐樹・八百屋健太・吉田義和

Aコース:伝統受け継ぐ人々と美しき自然と食の恵み 4日間
Bコース:播磨と讃岐の秋祭りを体験 国宝名刹と城を巡る旅 5日間
Cコース:江戸侍文化と日本の名城 5日間

【柴尾のお勧め】
Aコースでご案内 目にも止まらぬ達人技を見学! 明石港

“明石の鯛”や”蛸”で有名な明石浦漁協。ここの競りは「活魚」が基本の昼競りです。今回は威勢の良い競りを皆様にご覧いただくため、ひと足早く見に行ってきました。漁協の方から明石浦漁協について詳しい説明を聞いた後に早速現場を見学。直前まで生け簀で泳いでいる魚がものすごいスピードで競りにかけられていきます。台の上でピチピチと跳ねる鯛、身の厚さがわかるように漁協の方が仲買人さんに鯛の背中を見せます。私たちには聞き取れない独特の言い回しと手のサインで目にも止まらぬ速さで次々と魚が競り落とされていきます。競り落とされた魚たちはすぐに京都、大阪、神戸などの料理店に運ばれるそうです。セリ市見学の後は、明石市内で唯一、明石浦漁協のセリ市の買参権を持つ鮨店「明石浦正」にて、鮮度抜群のお鮨をご用意しました。さっきまで泳いでいた魚介のお鮨をお楽しみください。

明石漁協

【八百屋のお勧め】 Bコースでご案内 
年に一度、迫力の祭りを体験! 豊浜ちょうさ祭り

阿波踊りに土佐のよさこい、西条祭り、新居浜の太鼓祭りなど四国には全国に知られる盛大な祭りがいくつもあり、皆様もご覧になったお祭りがあると思います。しかしワールドのお祭り担当としてここは、「全国区ではないけれど実はすごい‼」というお祭りをご紹介したい。そこで選んだのが「さぬき豊浜のちょうさ祭」です。香川県の西部、豊浜町(現在は合併して観音寺市豊浜町)に伝わるお祭りで、「ちょうさ」とは神輿と同じく神様の乗り物で京都の祇園祭を源流にもつ車輪がついた太鼓台のことです。ここ豊浜では讃岐三白(さぬきさんぱく)のひとつ「綿」がポイント。金糸銀糸で竜や寅などを刺繍した、一辺が1.5メートル程もある「掛け布団」が掛けられているのです。このたびの視察では豊浜のちょうさ会館を訪ねました。そこには実物のちょうさが展示されていますが、その大きさと煌びやかさに一同から感嘆の声が上がりました。ここに展示されているのは1台だけでしたが、祭りの本番には各地区から20数台ものちょうさが繰り出し、町の中を練り歩きます。夜には提灯が灯りそれは幻想的とのこと。今回は2日間にわたり夜のちょうさと昼のちょうさをご覧いただきます。この祭りのために1年間働くと言われるほど、豊浜の人々にとって重要な意味合いを持っているこの祭り、皆さんも年に一度の「さぬき豊浜ちょうさ祭」を体験してみてください。

(左)ちょうさ 提供:観音寺市商工観光課 (右)ちょうさ会館の太鼓台でポーズを取る八百屋

【吉田のお勧め】 Cコースでご案内 
特別拝観が実現! 「西の比叡山」と呼ばれる圓教寺

私がこの機会にぜひ訪れてみたかったのが圓教寺です。天台宗の別格本山とされ、966年の創建以来、比叡山と並ぶ道場として多くの天皇や皇族も訪れました。かの弁慶も比叡山を追い出された後、この地で修業をしたそうです。私が心惹かれたのが中庭の周囲に3つの木造2階建ての建築が並ぶ迫力の光景、三之堂。映画『ラストサムライ』や大河ドラマ『軍師官兵衛』など映画やドラマでも度々取り上げられているので、ご存じの方も多いかも知れません。姫路郊外のロープウェイで山上へ上がるとそこは別世界。自然の木々の間に点々と建つ木造の塔頭に厳かな雰囲気が漂います。今回は、ひょうご観光本部の紹介で圓教寺総務部長の大池さんと打合せ。折角のお客様に何か特別なことはできないか、と相談したところ、快諾してくださり、重要文化財の塔頭 壽量院での本膳料理のお食事や、非公開塔頭「十妙院」の拝観。そして山主の法話と、贅沢なプログラムを組むことができました。迫力の三之堂など境内も案内いただきながら巡ります。寺格の高い寺院ながら、「目に見えるものはどうぞお撮りください」という寛容さ。通常の寺院ではなかなか撮影できない仏像や襖絵などもゆっくり撮影できるのも魅力です。

圓教寺は貴重な内陣も撮影可能です(写真は十妙院)
圓教寺大池さん(奥右)・ひょうご観光本部岡本さんと視察メンバー(手前左から吉田・柴尾・八百屋)

【足を延ばして】 B、Cコースでご案内 四国お遍路最高峰 絶景の霊場 雲辺寺
香川と徳島の県境の山上に位置する雲辺寺は、標高900メートルと高低差のある四国お遍路の道中でも最高峰の霊場です。現在はロープウェイが整備され、気軽に参拝することができます。朝一番のロープウェイに乗車すると、すでに20名ほどのお遍路さんが熱心に参拝していました。参拝後には山頂のテラスへ。ここからは讃岐平野や瀬戸内海の絶景が眼下に広がります。雲上の霊場として、フォトスポットとしても人気の雲辺寺。展望台に設置されたブランコに座って眺める大パノラマはぜひご覧いただきたい光景です。

お遍路さんと共に雲辺寺の山上へ
雲辺寺山頂公園天空のブランコ 提供:雲辺寺ロープウェイ

香川・兵庫コラボ観光プロジェクト2024 説明会を開催

今回ご紹介した6コースを中心に、視察レポートとともに香川・兵庫両県の魅力を紹介する説明会を開催します。会場は3月の小豆島の旅でも好評いただいた「オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル」の姉妹レストラン「夕陽ヶ丘食堂」です。小豆島直送の食材を用いた香川と東京をつなぐカフェ・レストランで軽食とティータイムとともに誌面ではご案内しきれない旅の見どころをご紹介いたします。

日時:9月10日(火)午後3時~午後4時30分
会場:夕陽ヶ丘食堂(JR浜松町駅より徒歩3分)

※席数に制限があるため、予約制となります。

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