【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年03月18日
【帰着レポート】長崎の教会 オルガンの調べ平戸と外海地区巡礼の旅
2021年3月6日~3月9日 4日間 添乗員:東京支店 萩原雄太・金子友里恵
「長崎の教会オルガンの調べ」シリーズの平戸・外海(そとめ)地区編です。聖フィリッポ教会でのオルガンコンサートはもちろんのこと、目的地を絞ってご案内したコースなので、平戸や外海の歴史や文化をじっくりお伝えすることができたと思います。また、旬の天然ヒラメや各地の郷土料理もご賞味いただき、ワールドらしいこの時期ならではのコースをお楽しみいただけました。実際に撮影した写真を使用して、訪ねた場所やお料理をご紹介します。
国際交易都市として栄えた港町 平戸の歴史を歩く
16世紀にポルトガル船が来航して以来、西洋への門戸を開いた平戸。その象徴とも言えるのがオランダ商館です。内部には、オランダ商船の航海ルートや、使用された船の模型、交易を通して取り入れた西洋文化の影響を感じる甲冑や馬具など貴重な資料から当時の様子を垣間見ました。加えて、オランダやイギリスとの交易に積極的に取り組んだ松浦氏の屋敷を利用した松浦資料博物館も併せて訪ねることでより深く歴史を知ることができました。高台にある博物館からは、平戸の港や城まで見渡すことができるので、ぜひ訪ねていただきたいです。

西洋の文化を取り入れた甲冑や馬具



町の景色を眺めました。
平戸島と生月(いきつき)島 世界遺産の集落とキリスト教建築
旅のテーマとなる「隠れキリシタン」に関して、平戸に残る関連史跡を巡りました。世界遺産に登録される春日集落では、250年もの間続いた禁教令の時代にこの地でひっそりと信仰を貫きながら人々が暮らした当時の風景がよく残り、少し歩いて棚田が見える場所から景色を楽しみました。また、切支丹博物館、生月島・島の館などの見学を通して、一般家庭の中でどのように隠れて信仰を守ったのか、慈母観音像を聖母マリアに見立ててお祈りをしていたことなど、暮らしの様子などをよく知ることができ、3つの教会訪問とも合わせてとても充実した一日となりました。



“キリシタンの母郷” 外海地区を訪ねゆく
西の対岸には五島列島を臨む外海地区は、日本を代表する作家・遠藤周作氏の小説「沈黙」の舞台として有名ですが、実際に足を運ばれた方はまだ少ないのではないでしょうか。江戸幕府により禁教を余儀なくされた当時、長崎から外海へ向かうには海沿いの険しい山道は峠を越えるのが至難の業で、交通手段は船しかない「陸の孤島」でした。それゆえに幕府の監視が行き届かず、隠れキリシタン達が200年以上に渡って信仰の灯を守り続けることが出来ました。

五島列島の島影をうっすらと望むことができました
外海の太陽 ド・ロ神父の軌跡を訪ねて
外海の人々が極限の貧しさの中で生活していた時、外海に赴任してきたド・ロ神父。建築・医学・農業などの幅広い知識を生かし、村人の生活の立て直しに尽力した「外海の太陽」と崇められる彼の軌跡を、外海の地で訪ね周ります。

ド・ロ神父の故郷であるフランスの田舎町の家のような外観ですが、瓦の屋根がどこか日本家屋を思わせます

ここを拠点に村が形成されていきました

村人救済のために尽力した彼の事業に纏わる貴重な資料が展示されています


ひらめまつり開催中!平戸の名産品や旬を迎えた食材に舌鼓を打つ
全国でも有数の「天然ひらめ」の漁獲量を誇る平戸では、ちょうど旬を迎える1月中旬~3月末まで“ひらめまつり”が開催されています。お刺身はもちろん、しゃぶしゃぶ、お茶漬け、漬け丼など、新鮮だからこそ味わえる様々なひらめ料理が振舞われます!
まるで隠れ家のような料亭「ヱビス亭」でのひらめのフルコースを堪能




ほかにも、長崎には“うまかもん”が沢山あります!




郷土菓子カスドース
「平戸蔦屋」は九州最古の老舗店です


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