弥生を旅する

邪馬台国への道を探る 九州北部の古代史跡と吉野ヶ里遺跡の旅【5日間】

  • 集合場所:博多駅
  • 出発日: 11月5日(火)
  • 旅行代金:¥248,000

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
魏志倭人伝に登場する一支国の王都、壱岐の原の辻遺跡からツアーが始まります。
Point 2
末盧国、伊都国、奴国、投馬国と推定される遺跡を巡り吉野ケ里遺跡へ。
Point 3
出土した発掘品を展示する資料館や博物館を学芸員やガイドの解説で見学します。
Point 4
玄界灘の海の幸や壱岐牛の食事も楽しみです。

ツアープランナーより

九州北部は、日本で最も古いとされる水田遺跡や共同墓地、集落跡など多くの遺跡が発見される考古学ファンの憧れの地です。このコースでは「邪馬台国への道を探る」というテーマで、船で壱岐へ渡り、そこから唐津、糸島、博多、朝倉など九州北部の遺跡群を訪ねます。魏志倭人伝に記された一支国、末盧国、伊都国、奴国、投馬国などに思いを馳せながら、この地域で主にみられる甕棺墓や大陸の影響を受けたと考えられる支石墓、有力者の墓とされる古墳や人々が暮らした邑の痕跡を訪ね、そしてそこからの発掘品を展示する資料館や博物館を学芸員や地域のボランティアガイドの解説でご覧いただきます。旅のハイライトともいえる吉野ケ里遺跡も訪ねます。縄文時代から弥生時代、そして古墳時代へと移り行く時代を実感しながら、旅のハイライトともいえる吉野ケ里遺跡へ至ります。いまだに結論を観ない邪馬台国論争に皆様独自の見方で挑んでみてください。また、九州への旅は食事も楽しみです。今回はお泊りいただく各地で玄界灘の海の幸をご用意、壱岐では生産数が少なく希少な壱岐牛の焼肉もお楽しみいただきます。これまでのコースからもう一歩踏み込み、よりテーマ性の濃い内容となっていますのでこの機会にぜひご参加ください。

見どころのご紹介

魏志倭人伝に登場する一支国の王都、壱岐の「原の辻遺跡」からツアーが始まります

博多港から海を渡り壱岐へ。魏志倭人伝では一支国として紹介され、原の辻遺跡はその王都に特定された遺跡で国の特別史跡に指定されています。これまでの発掘調査で、日本最古の船着き場の跡や当時の「一支国」が交易と交流によって栄えていたことを示す住居跡などが確認されています。このたびは壱岐島内の古墳と共にご覧いただきます。

一支国の都と特定された「原の辻遺跡」を遠望する一支国博物館  ©壱岐市観光連盟
復元された弥生時代の「古代船」。古代の人々はこのような船で海を渡ったのでしょう ©長崎県観光連盟
壱岐島内には長崎県全体の約6割の古墳があり、6世紀から7世紀のものとされています ©壱岐市観光連盟
博多から壱岐へ、壱岐から唐津へ、ロマンに浸りながらフェリーで移動します。(イメージ)(添乗員撮影)

末盧国、伊都国、奴国、投馬国と推定される遺跡を巡り吉野ケ里遺跡へ

壱岐から九州に戻ってからは、魏志倭人伝に記載されている順にそれぞれの国と推定されている遺跡を巡ります。唐津の菜畑遺跡は日本で最も古い水田跡、糸島半島の平原古墳は伊都国の中心とされ、ここからの発掘品は全てが国宝です。また、金印で有名な奴国の王墓と推定される須玖岡本遺跡が春日市で発見されています。さらに朝倉市の平塚川添遺跡は時代的に倭国大乱から邪馬台国の頃のものとされ、投馬国なのではないかとも考えられています。

唐津の菜畑遺跡では縄文時代の水田跡が発見されており、日本最古の水稲耕作遺跡とされています(写真は復元水田)(添乗員撮影)
可也山は標高365m、美しい円錐形の山で別名「糸島富士」と呼ばれ糸島のどこからも見ることができます(添乗員撮影)
投馬国ではないかとも考えられている平塚川添遺跡は、吉野ヶ里遺跡に匹敵する日本最大級の大型集落趾
柵や堀に囲まれた集落、大きな宮殿跡、物見やぐらなど魏志倭人伝の記述と重なる建物が発掘された吉野ケ里遺跡

出土した発掘品を展示する資料館や博物館を、学芸員やガイドの解説で詳しく見学します

それぞれの遺跡から出土した発掘品は、近くの資料館や博物館で展示されており、学芸員や地元のボランティアガイドの方々の解説を聞きながらご覧いただきます。福岡市博物館では有名な「漢委奴國王」の金印、平原遺跡では直径46.5センチメートルの内行花文鏡や鉄刀など、その全てが国宝に指定されています。また須玖岡本遺跡の甕棺墓「奴国王墓」からはガラス勾玉と小玉が出土していますが、その保存状態の良さに驚かされます。

金隈遺跡は弥生時代の共同墓地の遺跡で、甕棺墓348基、土壙墓・基棺墓119基、石棺墓2基が出土しています(添乗員撮影)
古代奴国の中心地とされる須玖岡本遺跡からは数多くの副葬品が発掘されています(添乗員撮影)
平原古墳から出土した銅鏡のなかには直径46.5センチメートル、日本最大の内行花文鏡が5枚ありました(添乗員撮影)
須玖岡本遺跡の王族の甕棺墓からは他の遺跡では類を見ない多数の青銅器やガラス製品が出土しました(添乗員撮影)

玄界灘の海の幸や壱岐牛の食事も楽しみです

九州の旅は食事も楽しみです。玄界灘の荒波にもまれて育った魚の刺身や、潮風を受け海のミネラルをたっぷり含んだ牧草を食べて育った壱岐牛は格別です。年間わずか8~900頭しか出荷されないため市場にもあまり出回らず、幻のお肉とも言われている「壱岐牛」、今回は壱岐滞在中に焼肉ランチをご用意しました。

玄界灘の荒波にもまれて育った魚は身が引き締まっています(イメージ)
温暖な気候と自然に恵まれた環境の中、ミネラル豊富な牧草を食べて名牛へと育ちます(イメージ)

ツアー日程

5日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
博多駅12:30集合 博多港15:30発 壱岐16:40着

■博多駅に集合。

■弥生時代、約400年にわたって使用された共同墓地遺跡●金隈(かねのくま)遺跡を見学します。

■博多港より船で玄界灘を渡り壱岐へ向かいます。

■壱岐に到着後、ホテルへ。

(壱岐泊)

2日目
壱岐08:45発 原の辻遺跡 印通寺港15:30発 唐津17:10着

壱岐古墳群の○掛木古墳と長崎県下最大の前方後円墳○双六古墳を見学。

■昼食には壱岐牛の焼肉をご用意しました。

その後、一支国の王都に特定された●原の辻遺跡●一支国博物館を見学します。壱岐より船で唐津へ。

唐津泊

3日目
唐津09:00発 糸島

末盧国があったとされる唐津では、日本最古の水稲耕作遺跡●菜畑遺跡・末盧館を見学。

唐津湾を一望する○鏡山展望台に立ち寄り糸島半島へ。

糸島では伊都国の女王墓とされる○平原遺跡●伊都国歴史博物館を訪れ、古代伊都国歴史セミナーにご参加いただきます。

○新町支石墓群を見学してホテルへ

(糸島泊)

4日目
糸島08:45発 福岡 春日 久留米

午前、糸島より福岡へ。

●福岡市博物館で「金印」を見学し、古代奴国の中心地とされる○須玖岡本遺跡●奴国の丘歴史資料館を見学します。

■投馬国との説もある弥生時代の大規模集落○平塚川添遺跡を見学します。

■久留米のホテルへ。

(久留米泊)

5日目
久留米09:00発 佐賀 小郡 博多駅15:00着

■ホテルを出発し、日本最大規模の環壕集落跡●吉野ヶ里遺跡を見学します。

●九州歴史資料館を見学し博多駅へ。

■博多駅にて解散。

※日程表の博多港-壱岐/壱岐-唐津港への船の時刻は九州郵船の2024年6月現在のスケジュールに基づいて作成しております。今後スケジュールの変更があった場合は確定書面にてご案内します。壱岐の港は郷ノ浦港または芦辺港のいずれかとなります。


■各地からの発着時間のご案内(ご参考)

往路:のぞみ9号(東京07:12発-名古屋08:49発-新大阪09:41発-博多12:09着)

復路:さくら558号(博多15:23発-新大阪17:59着)

のぞみ44号(博多15:36発-名古屋18:55着-東京20:33着)

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは5日間のコースです。

出発日 旅行代金
11月5日(火)発

旅行代金:¥248,000

※1名室利用追加代金:¥30,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。お1人部屋利用の場合はシングルルームとなります。

 

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