【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2023年11月16日

【帰着レポート】豊橋「炎の祭典」と天竜浜名湖鉄道の旅 

<2023年11月4日(土)~11月7日(火)4日間 札幌支店 真島 智>

<2023年11月4日(土)~11月7日(火)4日間 札幌支店 真島 智>

弊社では通算4期目の催行となる、豊橋での手筒花火の特別観賞の旅。各地でも同様な花火はありますが、ここ豊橋が発祥の地といわれています。市内の神社に代々伝わる伝統を、氏子の方々が思いを込めて入念に準備をしているエピソードも聞きながら観賞し、迫力ある炎のショーを間近にご覧いただくことができました。今回の旅は豊橋での滞在後に、天竜浜名湖鉄道の貸切車両での乗車と、遠州の名宿「葛城北の丸」宿泊という、ユニークなプログラムをご用意した旅でしたので、その2つについてレポートします。

車両を貸し切りお楽しみいただきました「天竜浜名湖鉄道」

静岡県西部の湖西市の新所原駅から、県中央部の掛川駅までを運行する第三セクター鉄道会社。国鉄時代は二俣線という名で呼ばれていました。東海道本線とはルートを変え、浜名湖の北岸を進み、その後は遠州の田園を通過する、全線非電化の単線です。この度は、普通列車の定期便に貸切車両を接続し、ご参加の皆様だけでゆったりと車内でお過ごしいただきました。始発の新所原駅を出発しまもなく、浜名湖の眺望が広がり、国内随一のみかんの産地である三ケ日駅周辺を走行中は、旬を迎えているみかん畑が一面に広がっていました。その後は天竜川を越え、やがて静岡ならではの茶畑へと風景は広がり、掛川までの列車の旅でした。駅弁もご好評。乗車地から終点まで、地元ガイドが同行し、ずっと地域の説明をしてくれ、当地ならではの歌を聞かせてくださりアットホームな雰囲気を味わえたかと思います。

天竜浜名湖鉄道の始点、新所原駅
天竜浜名湖鉄道の貸切車両、大河ドラマ「どうする家康」のデザイン
天竜浜名湖鉄道の駅弁
天竜産の舞茸を使用し美味でした

途中下車のプログラムも充実していました

貸切車両の旅ならではとして気賀駅と天竜二俣駅では下車し観光を楽しみました。気賀駅では、かつて江戸時代の「入鉄砲と出女」の取り締まりとして置かれた気賀関所へ。関ヶ原の合戦直後に徳川家康によって早々に設置された古い歴史を持っています。後に脇街道として多くの大名の姫君が通ったことから「姫街道」とも呼ばれたルート上に位置し、施設では通行人の取り調べが行われた番所の光景が再現されていました。また、天竜二俣駅は天竜浜名湖鉄道の本社がある拠点となる駅。戦前からの転車台で実演をご覧いただき、歴史を感じさせる停車場内には鉄道歴史館がありました。内部では古き良き時代の様々な展示物で見ごたえがありました。天竜浜名湖鉄道は鉄道ファンならずとも、懐かしい日本の風景に出会えお勧めです。

気賀関所 かつては通行手形が必要でした
乗務員室や事務室は昔のままです
古くはSLが運行していました
かつての懐かしい看板のコレクション

気分は一城の主 「葛城北の丸」に宿泊しました

葛の植物が生える地に、古代には砦があったことから「葛城」、そして江戸城・皇居の一角でお殿様・姫君が滞在するかのように寛ぎの空間をと「北の丸」、と創業者が名付けました。ピアノやバイク等でその名を世界の隅々まで知られているヤマハの本拠、遠州でのホテル事業が葛城北の丸です。移築してきた古民家をベースに造られ、城郭に相応しい入り口の門、むき出しになった梁がいかにも和風建築のロビーが、宿泊者を迎えてくれました。ラウンジでウェルカムティーをいただいた後、施設内の説明を受けながら客室へ。部屋からは庭の眺望が広がり、やはり城郭風の露天風呂も楽しめました。

遠州の食材を生かしたお食事も秀逸。鈴木支配人からの歓迎のご挨拶も受け、最後の夕食のひと時をお過ごしいただきました。なお、葛城北の丸はサッカーの2002年日韓ワールドカップの日本代表が大会期間中の合宿地として利用した地。記念の展示コーナーが設置されていて、当時のエピソードを支配人から聞くこともできました。また、2019年に同じく日本開催であったラグビーのワールドカップでは、アイルランド代表が宿泊地に選び、日本が番狂わせで勝利したのですが、選手のサイン入りユニフォームや集合写真が展示されていました。葛城北の丸は、全国を見渡してもユニークな宿と言え、またの機会にツアー造成し、皆様をご案内できたらと考えております。

葛城北の丸のロビー入り口
梁がむき出しで和風デザインのロビー
遠州瓦を使用した屋根が美しいです
通路も趣があります
夕食の前菜
静岡牛を使用したメイン
サッカー日本代表の懐かしい選手たちの写真が見られました
ラグビーアイルランド代表のユニフォーム

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