佳景・名景・絶景

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2024年03月14日

枝折峠の滝雲 (新潟県魚沼市)

撮影のポイントはスローシャッターで流れる雲をベールのように。写真は105mm/ ISO100, f9, T=21秒です。

様々な気象条件が揃わないとみることができない雲海ですが、日本には数々の有名なスポットがあります。以前ホームページの「佳景・名景・絶景」コラムでは城崎温泉(兵庫県)がある城崎町の「来日岳」の雲海をご紹介しましたが、今回は雲の海が山を越え、滝のように流れる「滝雲」のスポットをご紹介します。
 ダイナミックな「滝雲」を見ることができるのは、新潟県魚沼市から奥只見湖沿いを走り福島県の尾瀬に至る国道352号線の途中にある枝折峠です。一部の健脚者だけがたどり着ける場所ではなく枝折峠には駐車場やトイレもあって気軽に訪ね、見ることができます。とはいっても、相手は気象に左右されます。いつでも見られるというものではありません。新潟県観光協会のホームページによると、「滝雲」がよく見られる条件は①早朝、②晴れた日、③前日からの気温差が大きいこと、④適度な風がある日、とのこと。そしてもうひとつ重要な点が「運」。これは大きいポイントです。季節は夏から秋(6月中下旬~11月上旬)。枝折峠の駐車場は標高1,065メートルですので、防寒着も用意してください。

皆様の「強運」をお祈りします。

「にいがた観光ナビ」
https://niigata-kankou.or.jp/spot/10638
公益社団法人 新潟県観光協会

「魚沼市観光オフィシャルサイト」
https://www.iine-uonuma.jp/osusume/7070/
一般社団法人 魚沼市観光協会

【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

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