見どころのご紹介

懐かしい原風景を残す、越後・妻有郷の秋景色へ

新潟県の南端、十日町を中心に日本海と魚沼に囲まれた地域を、妻有郷（つまりごう）と呼びます。真冬には２〜３メートルも雪が積もる世界屈指の豪雪地帯です。交通の不便さが逆に奏功し、昔話を思わせるような美しい棚田や素朴な集落が残り、まさに日本の原風景と呼びたくなるような景観が広がります。この妻有郷の秋風景を、星峠を中心とした棚田群や、萩ノ島環状集落に訪ねます。国内でもなかなか訪問できない秘境の一つです。。

魚沼から奥只見へ　秋の絶景ポイントを巡る

美しい里山風景を見せてくれる魚沼では、秋の絶景ポイントを訪ねる行程としました。日本最大級の人造湖と言われる「奥只見湖」。貯水量6億立方メートルと、日本最大級の規模を誇る奥只見ダムに堰き止められた人造湖で、周囲を2000メートル級の山々に囲まれ、山の稜線が湖に切れ落ちる姿は「まるで日本のフィヨルド」とも呼ばれます。この奥只見湖が特に素晴らしいのは、紅葉のシーズンです。遊覧船から見た湖の周りは、まるで紅葉のフィヨルドです。もう一つは、山の紅葉風景の代表、八海山。ロープウェイや山頂から見る紅葉風景は、まさに魚沼を代表する秋風景です。

早朝の幻想的な絶景・滝雲観賞も

大湯温泉での宿泊の目的の一つが、枝折峠（しおりとうげ）の滝雲です。滝雲とは、雲がまるで滝のように流れ落ちる現象です。奥只見・銀山平で発生した霧が、山の谷間を覆いつくし、やがて雲の滝をつくる自然現象で、日中と朝夕の温度差が大きな頃の早朝、日の出前後に発生することが多いです。枝折峠の周辺には、滝雲を見る絶景展望台がいくつかありますので、当日の状況を見てご案内します。6〜11月の早朝だけの雄大な絶景をご覧ください。
※自然現象であるため、ご覧いただけない場合もございます。

越後大湯温泉に連泊　秋景色とともに温泉も満喫

奥只見湖観光の拠点、魚沼の山間部に位置する越後大湯温泉に連泊します。奈良時代の僧、行基によって開湯され、1300年の歴史を持つと言われる古湯で、江戸時代には奥只見の銀山へと続く銀山街道で唯一豊富な湯量を持つ宿場町として栄えました。風情ある露天風呂を持つホテル湯元での連泊をご満喫ください。

JRを代表する絶景路線「只見線」に乗車します

日本を代表する秘境路線として名高い只見線。只見川の渓谷に沿って走る絶景路線で、2011年7月の新潟・福島豪雨で甚大な被害を受け、2022年10月に11年ぶりに全線で運転を再開しました。一時は、そのまま廃止という声もありましたが、その沿線風景の美しさから、地元や多くのファンからの要望とともに復活を遂げた路線です。今回は会津川口駅から会津柳津駅までの絶景区間（約1時間）を乗車します。貸し切りバスが並走しますので、大きな荷物はバスに残し気軽に絶景鉄道の旅をお楽しみいただけるようにしました。