【国内】帰着しました。添乗員レポート
【国内】帰着しました。添乗員レポート
2023年08月31日
【帰着レポート】弥陀ヶ原ホテルに泊まる 夏の立山黒部アルペンルートの旅
〈2023年8月28日(月)~8月31日(木) 添乗員:大阪支店 八百屋健太〉
〈2023年8月28日(月)~8月31日(木) 添乗員:大阪支店 八百屋健太〉
長野県側から立山連峰を越えて富山県へ
塩の道「千国街道」の宿場町、信濃大町から黒部ダム、立山へアプローチ
今回は長野県側の信濃大町から立山連峰にアプローチしました。前日の夜にホテルのバンケットルームで大町市の専門員の伊藤さんから黒部ダムの工事のことを学び、その苦労を教えていただきました。それだけに、いよいよ関電トンネルへ入る際には若干の緊張が走ります。トンネルの中ごろに青く光るエリアがあり、それこそが「黒部の太陽」で最も印象的に描かれた“破砕帯”です。毎秒660リットルもの地下水と大量の土砂が噴出し、掘削作業は暗礁に乗り上げましたが、作業員は決して諦めず7か月の苦闘の末に突破したのです。
大迫力の黒部ダムを眼下にのぞむ
バスを降りると、220段の急な階段、階段の無いルートもありますが皆さん頑張って階段を登りました。苦労して登り切った先には、ダムを真上から見下ろす圧巻の景色が広がります。朝の早い時間にここまでやってきたため、展望台にも人は少なく、この景色を独り占めすることができました。
黒部ダムから先もグングン登っていきます!
コースによっては黒部ダムを見学して再び大町に引き返すものもありますが、今回のコースは立山連峰横断です。ダムから先もケーブルカーとロープウェイを乗り継ぎ大観望へと昇って行きます。先ほど見た黒部ダムのダム湖があんなに小さくなっていきます。大観望からの眺めを楽しみ、その先へは日本最後のトロリーバスに乗車します。トロリーバスは架線からの電気で走るバスでかつては日本各地で見られましたが、現在、残っているのはこの立山トンネルだけになりました。2025年度には廃止し電気バスに切り替わるそうです。
標高2450mの“室堂平”を一周!ライチョウにも遭遇。
雄山の西方に広がる起伏の緩やかな平坦地が“室堂平”です。周囲約630mの“みくりが池”をぐるっと回るハイキングを行いました。雲の合間からお日様がのぞく不安定な天気でしたが、時折見せる青空が湖に映りとても美しかったです。途中で雨が降ったりしましたが、ライチョウに出くわしたお客様もいて充実した散策をお楽しみいただけました。
弥陀ヶ原に到着。ホテルに荷物を置いて早速散策に出かけます。
室堂平からは立山高原バスで約20分、弥陀ヶ原に向かいます。一般的なツアーではここから一気に立山まで下りていくのですが、今回は「弥陀ヶ原ホテル」に宿泊します。荷物を部屋に置き、早速ホテルの周りを散策しました。ホテルの有澤さんと一緒に高山植物を見ながら木道を歩くと、8月の終わりにもかかわらずチングルマやキリンソウがまだ残っていました。
宿泊する方だけの贅沢、夕日と満天の星空
ホテルにお泊りいただいた方だけの楽しみがこの夕日と夜の星空観測です。ちょうど夕食の時間に陽が西に傾き、このような美しい夕日を見ることができました。また夜はホテル前の広場に出て、星を観測しました。あいにく月が明るすぎたのと、雲がかかってきたため今回はコンディションが良くなかったのですが、夜なかに起きていた方によると「3時頃に天の川がバッチリ見えたよ!」とのことです。
立山信仰を曼荼羅を見ながら詳しく、そして面白く解説
立山から下山してきた私たちを、立山博物館の皆さんが迎えてくれました。かつて多くの宿坊を抱えた芦峅寺に残された2つの宿坊のうちの一つが「教算坊」です。宿坊は立山信仰を広める枠割を担っていましたが、今回はここで立山曼荼羅の絵解き解説をお願いしました。その後、郷土料理のお弁当をいただき、博物館内を見学。まさに先ほどまで登っていた山だけにとても分かりやすい解説で目から鱗が落ちる思いでした。
急ぎ足で巡ることの多い「立山黒部アルペンルート」。バスやケーブルカー、ロープウェイにバスと次々と乗り物を乗り継いでの移動なので、どうしても慌ただしくなってしまうのですが、それでも弥陀ヶ原に泊まることでホッと一息つく時間ができました。一度は立山黒部アルペンルートへ、再訪の方もぜひ次はお泊りでお越しください。
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