町並み百選

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2022年10月03日

読谷村 可憐な花模様の読谷山花織(ゆんたんざはなうい)(沖縄)

沖縄本島の中部西海岸に位置し、沖縄県屈指の景勝地「残波岬」を有する読谷村。沖縄のリゾート地としても知られるこの村には、15世紀頃から織られていたと伝わる「花織(はなうい)」という織物があります。もともとは琉球王朝御用達の織物で、首里の貴族と読谷の一部の人しか着ることのできなかった貴重な織物。3種類の細かな沖縄の花模様が織り込むのが特徴で、「ジンバナ(銭花)」は裕福になるように、「オージバナ(扇花)」は子孫繁栄、「カジマヤーバナ(風車花)」は長寿というように、それぞれに意味が込められています。

花織とともに伝承される木綿で織られた細帯「読谷山ミンサー」は、鮮やかな色合いと細かな文様が東南アジアやインドの織物の風合いに近く、海のシルクロードを通って琉球の地へと伝わった交流の証を感じることができます。

読谷山ミンサーは伝統工芸センターで丁寧に作られています
鮮やかな花柄が美しい読谷山花織
残波岬と白亜の灯台 ©OCVB

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