深く知れば知るほど、旅は楽しい

語り部と旅する 秋の近江と北琵琶湖・観音菩薩の里【4日間】

  • 集合場所:米原駅
  • 出発日: 11月11日(月) 、 12月10日(火)
  • 旅行代金:¥198,000

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
安土桃山時代の中心となった「近江」にスポットをあて、語り部と共に旅します。
Point 2
五個荘、近江八幡、安土・彦根と、3名の語り部がそれぞれの地元を熱く語ります。
Point 3
作家の白洲正子氏が称賛した、北琵琶湖の美しい観音菩薩を訪ねるのも魅力です。

ツアープランナーより

1573年に室町幕府が滅んでから、1600年の関ヶ原の戦いを経て江戸時代に移りゆく、わずか30年間の安土桃山時代。織田信長、豊臣秀吉という2大大名のもと、歴史の中心地となったのが近江です。まさに戦国時代のただ中、この地に「町人文化」の最高峰と呼ばれるほどの文化が花開いたのは懐の広い近江商人がいたからこそでしょう。信長、秀吉が闊歩した歴史の舞台である城跡、近江八幡や五個荘に見られる近江商人が残した歴史ある町並み、西洋の香りが残るヴォーリズの建築物など、様々な文化を取り込んだ近江の魅力を改めて感じていただける旅といたしました。また、今回は作家、白洲正子氏も称賛した、湖畔の集落に点在する美しい観音菩薩像を訪ねながら北琵琶湖を巡るプログラムも加わりました。

国内旅行の醍醐味・旅の楽しさが広がる解説

 深く知れば知るほど、旅の楽しみは増します。「国内旅行の楽しさは、地元のガイドさんの話を聞きながら、その土地の魅力を楽しめること」というお客様が増えています。国内旅行は個人でも行くことができますが、地元のガイドさんから、ガイドブックにはない話を聞けるのが、国内ツアーの大きな楽しみです。コロナ禍で海外旅行が実施できなかった期間に、国内旅行が大きく増え、各地でお客様を感動させれくれる多くの「名ガイド・語り部」に出会いました。
 この「名ガイド・語り部」の皆様にお願いし、国内ツアーの醍醐味を楽しんでいただく新しい旅を発表させていただくことになりました。その土地の歴史や文化の説明だけでなく、レストランやカフェなど、地元のおすすめなども紹介いただきながら、改めて日本の素晴らしさを実感いただけることでしょう。
 日本の旅を何倍にも有意義に楽しんでいただければ幸いです。
(ご注意)案内人、語り部は、体調やその他の理由により変更となる場合がございます。

語り部のご紹介

案内人:大沼芳幸氏

プロフィール:元滋賀県安土城考古学博物館副館長。琵琶湖を廻る文化史を考古・歴史・美術・民俗・漁業・環境など幅広い視点から研究し、その成果の普及活動を行っている。特に、精神文化からの視点から、独特の城郭論を展開するほか、白洲正子の作品を手掛かりに琵琶湖の文化の魅力発信に力をいれている。
著書に『明智光秀と琵琶湖』(海青社)、『白洲正子と歩く琵琶湖-江北編、江南編』(海青社)、『信長が見た近江ー信長公記を歩く』(サンライズ出版)など。

元安土城考古学博物館副館長 大沼芳幸 氏

案内人:藪 秀実 氏
公益財団法人近江兄弟社 本部事務局長 ヴォーリズ記念館館長

明治38年、滋賀県立商業学校の英語教師として招かれたアメリカ人のヴォーリズ。近江八幡に拠点「ヴォーリズ合名会社」を設立し、キリスト教の伝道師、建築、療養院の建築など大きな功績を残しました。アメリカのメンソレータム社の代理店として発売したメンタームは、日本を代表する薬品としても貢献しました。ヴォーリズが残した建築、施設を巡りながら、近江に溶け込んだ西洋文化を紹介いたします。

ヴォーリズ記念館 藪館長

見どころのご紹介

日本経済の基礎を築いた近江商人発祥の地、五個荘(案内人:中野正堂氏)

近江八幡とともに、近江商人の町として昔の佇まいを残す町、五個荘。江戸時代末期から昭和にかけて、革新的な商法で全国を行商し、大商人へと出世していった近江商人が残した豪商の館が数多く現存する貴重な町です。その贅沢な建築の数々や、豪邸、蔵が織りなす町並みを紹介いただくのが、乾徳寺住職である中野正堂氏。「近江商人とは何か」の詳しい説明を聞きながら、美しい町並みをご案内いただきます。

重厚な近江商人の屋敷が並ぶ五箇荘の町並み

青い目の近江商人ヴォーリズの足跡、近江八幡(案内人:藪 秀実氏)

近江商人によって築かれた近江八幡は、琵琶湖から引かれた運河が町をはしり、かつては水郷だったことがわかります。この古い町並みの中に点在するのが、ヴォーリズ建築と呼ばれる西洋建築の数々です。近江商人の士官学校と言われた八幡商業高校に英語教師として赴任したヴォーリズ。教師としてだけでなく伝道師としてキリスト教の普及とともに、近江の人々のために多くの事業を展開しました。その中の一つが、「メンターム」で一躍有名になった製薬会社の「近江兄弟社」です。この度は近江兄弟社が管理するヴォーリズ記念館の館長を務める藪氏とともに、近江八幡の魅力をお楽しみいただきます。

近江八幡に作られた運河、八幡堀
重伝建に指定される近江八幡の新町通り
ヴォーリズ来日以前に建てられた当時の学校「白雲館」
メンソレータムの販売などで大きな功績を残したウィリアム・ヴォーリズの旧宅(現在は博物館)

織田信長、豊臣秀吉の時代、安土桃山時代の栄華(案内人:大沼芳幸氏)

室町時代が終わり、関ヶ原の戦いで江戸時代を迎えるまでの30年間だけだった安土桃山時代。近江の地は織田信長、豊臣秀吉などを中心に、勢力を競い合う戦国時代となりました。この時代の近江の地の歴史、時代背景を、わかりやすく案内いただきます。
信長の居城であった安土城跡。大沼芳幸氏が副館長を務めていた安土城考古博物館では、安土城の歴史を興味深く説明してくれます。また、城下に造られた安土城下町も紹介。歴史の舞台でお話をお楽しみください。

安土城址を熱心に案内する大沼氏
信長が築いた安土城址

日本で5つだけの国宝天守が残る彦根城、井伊直孝の足跡(案内人:大沼芳幸氏)

徳川四天王の一人である井伊直政の次男、井伊直孝は、大坂の陣での活躍を認められ、徳川家康より彦根藩の藩主を命じられました。その井伊直孝が礎を築いたのが、彦根城とその城下町でした。
日本列島の東西の要衝地である彦根城も引き続き大沼氏にご案内いただけることになりました。現存する美しい国宝天守閣と、繊細にして力強い大名庭園の傑作「玄宮園」をご紹介いたします。

国宝、彦根城
彦根城と玄宮園(イメージ)

仏教文化財の宝庫、北琵琶湖に美しい観音菩薩を訪ねて(案内人:大沼芳幸氏)

古い町並みを今も残す長浜を中心とした、米原から敦賀に至る北琵琶湖地区。京都や奈良のような大伽藍を構える寺院はありませんが、集落の数に匹敵するほど多くの観音菩薩像があり、今もなお村人たちによって大切に守られています。作家の白洲正子氏が称賛した、渡岸寺(どうがんじ)の国宝十一面観音像を含め、小さな村のお堂につつましく安置される美しい観音菩薩像を訪ねながら、北琵琶湖の魅力を堪能します。ちょうど紅葉の季節を迎える各寺院も楽しみです。

秋景色の鶏足寺参道(イメージ)
石道寺も紅葉の季節
白洲正子氏が感動した十一面観音像が安置される渡岸寺

素と贅、伝統とモダン、近江のもう一つの魅力「食」

近江商人の食文化を一言でいうと「質素と贅」。基本的には農業を中心とした近江商人の食は、米と野菜が中心の質素なものですが、一方「ハレ」の日となると、京都から山海の珍味を取り寄せ、料理人を雇って楽しんだと言われています。現在の近江も同様で小さな町であっても、昔ながらの名店が点在しています。名物の「鮒ずし」や「近江牛」、老舗の和菓子店「たねや」や、バームクーヘンで有名な洋菓子店「クラブハリエ」など、伝統とモダンが混在する食の宝庫となっています。近江の食も、この旅を彩ります。

近江八幡の和菓子店「たねや」と洋菓子の「クラブハリエ」が運営するラコリーナ
近滋賀・京料理「宮前」(イメージ)

ツアー日程

4日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
米原駅13:00集合 (五個荘) 草津17:00着

■各地より米原駅に集合。

■着後、近江商人発祥の町、豪商の館や蔵が並ぶ五個荘へ。

【語り部と旅する】

■五個荘乾徳寺の住職、中野正堂氏による、五個荘の案内を楽しみます。「近江商人とは」のお話を、かつての近江商人の旧家でお聞きいただき、その後一緒に○五個荘の町を散策します。

■見学後、草津のホテルへ。

【2連泊】 (草津泊)
2日目
草津 (ヴォーリズの足跡巡り) (ラコリーナ) 草津

【語り部と旅する】

■午前、「青い目の近江商人」ウィリアム・ヴォーリズの足跡を巡る散策へ。案内は、近江兄弟社のヴォーリズ記念館館長、藪氏です。

■近江八幡の古い町並みろに残る西と、ところどこ洋館、ヴォーリズ建築の建物などを、面白いお話と共に巡ります。

■昼食は、滋賀・京料理「宮前」にて。

■午後、現代に続く近江商人、和菓子の「たねや」が手掛けるラコリーナを訪問します。現代建築家、藤森照信氏が手掛けた自然に溶け込む建築と、庭園をお楽しみください。

(草津泊)

3日目
草津09:00発 安土城 彦根城 長浜16:30着

■午前、安土桃山時代の歴史の中心となった安土へ。

【語り部と旅する】

もと安土城考古学博物館の副館長でもあった、大沼氏の案内で、荘厳な安土城が再現されている●安土城考古学博物館、○安土城跡などを案内いただきます。

昼食は、近江牛の老舗「千成亭」にてお楽しみください。

【語り部と旅する】

■午後、引き続き大沼氏の案内で、●彦根城、●玄宮園の見学にご案内します。

姫路城、松本城、犬山城、松江城と共に、現存する5つの国宝天守として残る、彦根城を、大沼氏の安土桃山の戦国時代の歴史案内と共にお楽しみください。

■見学後、長浜のホテルへ。

(長浜泊)

4日目
長浜09:00発 (北琵琶湖の観音菩薩巡り) 米原駅15:30着・解散

【語り部と旅する】

■終日、大沼氏の案内で、北琵琶湖の秋景色の中、美しい観音菩薩像を訪ねながら、北琵琶湖の魅力にふれます。

作家の白洲正子氏が出会った時の感動を書き記した、●渡岸寺(どうがんじ)の国宝十一面観音像や●鶏足寺(けいそくじ)などを訪ねます。

■午後、米原駅へ。到着後、解散。

※ご自宅までお荷物を託送します。

※案内人、語り部、講師は、体調やその他の理由により変更となる場合がございます。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは4日間のコースです。

出発日 旅行代金
11月11日(月)発

旅行代金:¥198,000

12月10日(火)発

旅行代金:¥198,000

■1名室利用追加代金: ¥20,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。お1人部屋利用の場合は洋室シングルルームまたは和室となります。

 

【各地からの交通機関ご案内】(ご参考)
東京エリアから 往路:東京駅10:33発(ひかり639号)米原駅12:47着 復路:米原駅15:57発(ひかり656号)東京駅18:12着
九州エリアから 往路:博多駅09:36発(のぞみ18号)新大阪駅12:04着、12:18発(ひかり650号)米原駅12:52着
復路:米原駅15:53発(ひかり645号)新大阪駅16:27着、16:41発(のぞみ39号)博多駅19:09着

 

 

 

 

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