帰着しました。添乗員レポート

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2021年08月20日

越後トキめき鉄道「雪月花」と北信越鉄道の旅

<7/8発・添乗員 東京支店 太田 勇樹>

 観光列車に乗車するだけの旅とは異なり、バスを使わずにローカル線も利用して移動するので、まるで個人で旅行しているかのような旅でした。普段地元の方しか見ることのない風景や地域の学生とのコミュニケーションなど、普通の団体旅行ではあまり感じることのない体験をすることができました。

富山地方鉄道に乗り宇奈月駅へ
集落内を縫って走るローカル線

ライフスタイルマガジンを発行する自遊人がプロデュースする「雪月花」

 観光列車は各鉄道会社がローカルガストロノミーを意識して地域の食文化や特産を取り入れているので、乗車するだけでそのエリアの文化・風習を感じることができます。北陸新幹線の金沢延伸に伴い、上越地方への集客促進のため誕生したのが、えちごトキめき鉄道が運行する「雪月花」です。地方の価値を見出し、伝統文化を含め再生し発信する、中心的存在である株式会社自遊人が料理・サービスをプロデュースし、車両からお料理まで「オールメイドイン新潟」で一から作りあげた、新潟の美食と絶景を楽しめる列車となっています。糸魚川発の列車には、糸魚川大火で焼失、復活を遂げた老舗割烹「鶴来屋」の三段重弁当が提供されます。飲み物も新潟の地酒を中心に全て地元のものが用意されており、またインテリアも木目が鮮やかな越後杉と豊かな実りの黄金色をモチーフにしており、安田瓦を敷き詰めたラウンジスペース、燕三条産の金属部品を利用するなど徹底的にこだわっています。大きな窓から最初に日本海、そして妙高高原、妙高山が見え、一度の乗車で海と山の景色が楽しめます。停車駅でのイベントもしっかりと考えられており、約3時間の乗車ではありますが、あっという間に時間が過ぎてしまいます。乗車するだけで新潟の風景、新潟のお食事、地域の上質な特産品や珍しいものが見て・聞いて・感じられる、観光列車の素晴らしさを凝縮したような列車でした。

日本の原風景に映える銀朱色の車体
日本海側と妙高山側を向くラウンジ形式の1号車
国内最大級の窓は遮熱性も備え、もちろんUVカットガラスです
全ての乗客が利用可能な展望ハイデッキ
ホームまで階段が300段ある全国でも珍しい地下にある筒石駅
全国でも少なくなった駅弁の立ち売り 直江津駅の名物が復活
二本木駅では地元の方々が手作りのお惣菜を販売
海産物から山の幸まで、食材豊富な新潟の旬が詰め込まれています
記念乗車券、揺れに強いオリジナルコースター、箸置きの他にもお土産がもらえます

あの懐かしのロマンスカーが観光列車として生まれ変わりました

 

 赤い車体の前面展望席がついたロマンスカーに乗って旅行された方も多いのではないでしょうか。現在は新型車両に切り替わっておりますので旧ロマンスカーに乗ることはできませんが、実は日本一遅い特急列車として長野電鉄が「北信濃ワインバレー列車」を運行しており、そちらで利用されている列車があの旧ロマンスカーなのです。

 長野県はワインバレー構想を立ち上げ、世界に通用するワイン産地になろうと頑張っています。そんな長野県産ワインを飲みながらほろ酔い旅ができるのが「北信濃ワインバレー列車」です。長野駅発の下り線では長野の老舗ホテル犀北館のレストラン・デリカ鐵扇が作る、沿線の旬の食材を用いた洋風弁当がワインのつまみにぴったりでした。沿線の見どころも車内アナウンスしてくれ、気さくに話しかけてくれるワインバーのスタッフとの会話も楽しいひと時です。空いていれば、当時は予約が取れなかった前面展望席にも座ることができます。車内にはお手洗いがありませんので、約80分の乗車中には、お手洗い休憩がてら駅に停まることもありますのでご安心ください。普段とは少し雰囲気が違う場所でのワイン(ジュース)テイスティングについつい飲み物も進んでしまうようで、車両にいる個人客含むみんなが仲間のような雰囲気でした。色んなアイディアの詰め込まれた、新しいスタイルの観光列車でした。

懐かしい旧ロマンスカーの車両
前面展望席エリア
おすすめのワインも紹介してくれます
ワインに合うように作られた洋風弁当
車内販売で人気のえりんぎ握り寿司

 

 鉄道を乗り継ぐ旅というのは、重い荷物を運ばなければならず、個人旅行ではなかなか難しい部分もありますが、バスを並走させることのできるツアーであればそれも容易になります。

 鉄道の旅というのは、ただ乗車するだけで土地の魅力を様々な角度から楽しむことのできる贅沢な旅のスタイルです。是非、お勧めいたします。

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