【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年08月19日

【帰着レポート】グランクラスで行く 憧れの赤倉観光ホテル宿泊と妙高高原の旅 4日間

2021年8月16日(月)~8月19日(木) 4日間 添乗員:東京支店 若生 春香

<8/16発・添乗員:東京支店 若生春香>

創業時より皇室御用達の宿泊先や、映画や小説の舞台にも数々登場した、まさに憧れの赤倉観光ホテル。創業は昭和12年、当時の大倉財閥によって川奈ホテルや上高地帝国ホテルに続けて創業され、歴史ある高原リゾートホテルとして知られています。今回は、そんな赤倉観光ホテルにゆったり2連泊し、夏の涼しい妙高高原・長野市では善光寺を玄関口に北信濃での観光をお楽しみいただきました。

夏の妙高高原で過ごす、極上の休日

 創業80年以上もの歴史を持つ、国際スキー場発祥の地として誕生した赤倉観光ホテル。冬になると多くのスキー客で賑わいますが、6月から7月にかけては運が良ければ雲海が見られる時期、夏は避暑地、秋は紅葉と、年間を通して多くの方が宿泊に訪れる人気の山岳リゾートホテルです。フロントに入ると、スタッフの方々が笑顔で出迎えてくださいました。「越後富士」とも呼ばれる妙高山の中腹1000mに建つホテルということもあり、フロントからは何ひとつ遮るものが無い、贅沢な山岳の景色が広がっています。到着後は、17時までのウェルカムドリンクサービスを利用してのんびりとラウンジで寛ぐ方など、皆様自由にお過ごしいただきました。

ホテルのラウンジからは、標高1000メートルからの贅沢な山岳風景が広がります。
赤を基調とした外観
クラシックな歴史あるラウンジ
到着後、ウエルカムドリンクではアルコール類も飲み放題です。
女性にも嬉しい、イギリス製の化粧品を含むアメニティセット

 赤倉観光ホテルは創業後、火事による再建や数回の増築が行われましたが、歴史あるホテルでありながら新しい近代的空間も広がっています。本館を抜け、温泉浴場のある「SPA&SUITE」棟へ行く途中にあるのが、静寂な絶景をいつでも楽しめる「アクアテラス」です。このテラスからは、ホテルに流れ着く湧水を水盤越しに、山々を望む絶景が広がっています。テラスにはソファが並び、心地よい風とともにドリンクサービスを楽しみながらゆったりおしゃべりや、読書をするのも滞在の醍醐味でしょう。

今回のご旅行中は、一部雨にも見舞われましたが気温が30度を超えることもなく、標高の高さもあり避暑地らしい気候となりました。また、朝のご出発も毎日9時過ぎとゆっくりだったため、朝食後にホテルの周りにあるガーデンまで、お散歩へ行ったという方もいらっしゃいました。朝の涼しい時間にアクアテラスに腰かけ、ゆっくりと澄んだ空気を吸ってリフレッシュすることも、連泊でのご滞在だからこそできる楽しみのひとつです。

アクアテラスからは、運が良いと雲海が広がることもあります。
澄んだ空気が心地よいです。
テラスに座って、のんびり読書も。

レストランでのお食事も、滞在の大きな楽しみです

 赤倉観光ホテルでのご滞在といえば、お食事もその大きな見どころのひとつです。通常一泊のみですと懐石料理もしくは本格フレンチのどちらかのご夕食となりますが、今回は連泊だったため両方のお食事をそれぞれお召し上がりいただきました。

本館1階にある日本料理『白樺』では、四季折々の新潟の旬の素材を使用した懐石料理を。前菜では、滑らかな舌触りが特徴の妙高辛味噌をアクセントにした加賀太胡瓜や日本海で獲れた烏賊、鮪など新鮮な海の幸のお刺身、佐渡産のもずく酢や新潟米『新之助』のお食事など、妙高地域に染み渡る新鮮な湧水によって育った食材を使用したお料理をご堪能いただきました。また、レストランからは山岳の絶景景色が広がっており、今回はスタッフのご厚意で皆様窓際のお席をご用意いただきました。だんだんと日が沈んでいく山々の景色も、お食事とあわせてお楽しみいただけたことと思います。

夏らしさを感じさせる彩り豊かな前菜の盛り合わせ
鱧と冬瓜の椀盛
旬の鮮魚の4種盛り
食べ頃を迎えた鮎の塩焼き

 また、赤倉観光ホテルのレストランを代表するのが、極上素材の味わいを活かした本格フレンチ『ソルビエ』です。今までに内外からの賓客を数多くもてなし、赤倉観光ホテルの伝統を守った赤を基調とした格調ある雰囲気の中、正統フランス料理を提供しています。

 お食事は、アミューズに始まりオードブル、スープ、メインのお肉にデザート、食後にはコーヒーまたは紅茶とお茶菓子と、コース料理をご堪能いただきました。メインの国産牛フィレ肉のグリエでは自家製の赤倉醤油を、デザートには新潟県の白根産白桃のピーチメルバなど、新潟県ならではの食材も取り入れられています。スタッフのきめ細やかな心遣いとサービス、妙高山の景色に囲まれた都心では味わうことの出来ない空気感も相まって、贅沢な空間でのご夕食となりました。

かぼちゃクリームとコルネ、白トウモロコシのアミューズ
蟹のクレープ包みとサーモンマリネの炙りオレンジのヴィネグレット
米茄子と新生姜のポタージュスープ
特製の赤倉醤油ソースで楽しむ国産フィレ肉のグリエ

東洋一の蓮とも称えられる高田城址公園の蓮祭り

 日程3日目、赤倉観光ホテルから足を延ばして日帰りで訪れたのは、上越市に位置するかつて城下町として栄えた高田の街です。今回は城下町の散策と合わせて、中心地からほど近くに位置する高田城址公園へ。到着時には降っていた雨も、公園に到着した際には止み、一部雲の隙間から太陽が覗いていました。

 高田城址公園では毎年7月中旬から8月下旬にかけて「蓮祭り」が開催されていますが、今回は運よくお祭りの時期に訪れることができました。公園の外堀19haを埋め尽くす多種多様な蓮の花々。その規模の大きさと美しさからは、「東洋一の蓮」とも言われています。高田の蓮の歴史は古く、かつて明治4年、戊辰戦争と大区作による財政難に苦しんでいた高田藩が状況を打開しようと、蓮根をお堀に植えたことが始まりだそう。そんな歴史ある高田城址公園は、今では和連のお花だけではなく世界各種の蓮をご覧いただくことができます。また、公園にはほとんど人もおらず、ゆっくりと散策をお楽しみいただきました。春になると、「日本の桜の名所100選」にも選ばれるほど公園中にソメイヨシノの桜が咲き乱れます。また、時期を変えて訪問してみても良いかもしれませんね。

どこを見渡しても一面に蓮の景色が広がっています。
散策中、運よく雨も止みました。
町の散策では、旧今井染物屋など、現存する江戸時代の建物を訪れました。

歴史的気品を保ちながらも何度かの改築により新しさが共存する山岳リゾート、赤倉観光ホテル。源泉かけ流しの赤倉温泉に、上越産の食材をふんだんに使用したお食事、そして赤を基調としたどこか懐かしさを感じるお部屋など、お客様からは大満足の滞在だったとのお声をたくさんいただきました。また、以前若い頃に訪れた当時の思い出を胸に再訪を果たした方など、ホテルに思い入れのあるお客様もいらっしゃいました。そんな、どこか遠い懐かしさを感じさせる、憧れだけでなく郷愁漂う思い出の赤倉観光ホテル。季節を変えて訪れると、また異なる景色や表情を見せてくれることでしょう。

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