【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年11月18日

【帰着レポート】プラウド・ダイニング鳥取 in アルマーレ 4日間

2022年10月30日(日)~11月2日(水) 添乗員:本社営業部 金子友里恵

〈10月30日発 添乗員:本社営業部 金子友里恵〉

 米子空港から入り、一度島根に抜けて「足立美術館」で芸術鑑賞。名峰・大山の麓から岡山の蒜山へ抜けるドライブ後、鳥取へ入りました。兵庫県・香住まで足を延ばし、山陰海岸沿いの美しい大自然に触れる旅でした。

 関東のお客様にとって、山陰地方は比較的馴染みの少ないエリアなのかもしれません。ここは本当に日本なのかと疑いたくなるほど広大な大自然。秋の味覚や、現代まで大切に守られてきた古い町並み、貴重な芸術品の数々など、山陰地方の美しさが多方面から再認識できる旅でした。

圧巻! 夕刻に訪ねる「鳥取砂丘」の広大さ

 訪問したその日は天候もよく、ちょうど夕刻に差し掛かる時間帯でした。「今日は素晴らしい風紋が見られるので楽しみにしてください!」との鳥取砂丘専門ガイドさんのお言葉の通り、自然が創り出した美しい文様がくっきりと浮かび上がる砂丘の光景です。

だんだんと日が沈みゆく鳥取砂丘の姿。
お客様と一緒に馬の背に向かって歩いていきます。
ちょうど日暮れ間近に差し掛かり、「風紋」がくっきりと現れた幻想的な景色をご覧いただけました。

 せっかくですのでらっきょう畑の間を駆け抜けるドライブへもご案内しました。今年は寒かったようで開花が遅くなりましたが、紫色の小さく可憐な蕾が少し膨らみ始め、所によっては咲き始めている光景をご覧いただけました。

日本海を背景にて幾重にも続くらっきょう畑を駆け抜けるドライブは爽快でした!

「プラウド・ダイニング」鳥取の舞台「アルマーレ」

 鳥取県岩美町にあるレストラン「アルマーレ」は、瑞風の運行開始に合わせて、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風の立ち寄るレストラン」としてオープンしました。瑞風が停まる東浜駅とともに、建築家の浦一也さんが設計。浦一也さんは京都迎賓館の設計に携わるなど高いホスピタリティを有する迎賓施設を数多く手がけています。料理面の監修は徳吉洋二(とくよしようじ)さん。世界のベストレストラン50で世界一にも輝いたイタリア・モデナの「オステリア・フランチェスカーナ」でスーシェフを勤め、2015年にミラノに「TOKUYOSHI」をオープンするや、僅か10か月で日本人初のイタリアでの有名グルメガイドブックで一つ星を獲得するなど、日本を代表するイタリアンのシェフです。

 出身である鳥取県に食で貢献しようと、アルマーレのオープンに伴い料理面を監修。「TOKUYOSHI」で共に腕をふるった飯田直史(いいだなおふみ)さんがシェフに就任しました。日本海の美しさで知られる浦富海岸、東浜に位置する開放的な空間で、特別なディナーのひとときをお楽しみいただきます。ゲストには、今回のコースのために「エリンギィ」を提供してくださった北村きのこ園の北村大司さん、そして日本酒の原料米である山田錦を、「獺祭」で全国的に知られる旭酒造株式会社に卸している鳥取県八頭町の農業生産者「わたや」の代表取締役社長の坂尾文正さんとご一緒に、飯田シェフが手掛けるイタリアンのコースに舌鼓を打ちました。

肉厚でジューシーなエリンギィのソテー
鳥取県八頭町の農業生産者「わたや」の代表取締役社長の坂尾文正さん
「エリンギィ」を提供してくださった北村きのこ園の北村大司さん
「獺祭」に使用する最高級のお米だけを選別して使用したサルシッチャのリゾット

お食事をいただきながら、実際に食材にかける思いなどを皆様の前で語っていただきました。

(左)獺祭のお米を生産する坂尾文正さん(中央)飯田直史シェフ(右)北村きのこ園の北村大司さん

2時間半たっぷりと「足立美術館」で美術鑑賞を。

 今回の旅の目的というお客様もいらっしゃった「足立美術館」では、時間をたっぷりとって芸術鑑賞いただきました。横山大観の作品ももちろん素晴らしかったのですが、作品の一部とされる庭園の美しさがとても印象に残りました。米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングで19年連続日本一に選ばれていますが、毎日スタッフ総出で庭園の手入れをされているエピソードから、その美しさを保とうとする人々の思いがひしひしと感じられました。

窓枠がまるで額縁のように見える庭園の姿
すべてにおいて芸術的。手入れに一点のぬかりもありません。

島根から岡山へ入り、鳥取へ。紅葉が見ごろを迎える大山山麓ドライブ

 大山山麓の美しい裾まで見られるスポットを通り、一ノ沢、二ノ沢、三ノ沢を通り抜け、標高910mに位置する鍵掛峠展望台にて小休憩すると、大山のシンボルでもあるブナのじゅうたんが広がり、紅葉と大山の南壁の見事なコントラストは美しい景色でした。

若桜の町にも秋の訪れ。若桜鉄道に揺られて鳥取へ。

落ち葉から秋が感じられる若桜の町歩き
若桜鉄道のラッピングは様々ですが、昭和レトロな車両がまいりました。
若桜宿の南側、因幡の名城のひとつ若桜鬼ケ城跡ののこる鶴尾山

ジオパークに登録される山陰海岸沿いも見所が沢山。

山陰海岸ジオパークは、山陰海岸国立公園を中心とし、東は京都府京丹後市から、西は鳥取県鳥取市まで、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市、香美町、新温泉町)、鳥取県(岩美町、鳥取市)の1府2県3市3町にまたがり、東西約120km、南北最大約30kmに渡って広がります。

この度は、ジオパークに登録される山陰海岸線沿いの見どころを訪ねながら、旅をしました。

素朴な餘部駅から望むみなと港町の姿も素敵です。
山陰本線でも有数の絶景ポイントである高さ41.5メートルの餘部鉄橋
浦富海岸クルーズは、ジオパークに登録されている入り組んだ岩肌を船で駆け抜ける大迫力のクルージングでした。

山陰ならではの味覚も愉しむ旅となりました。

どんな小さな町にも、ご当地の食べ物が存在します。昼食の時間も旅の一部ですから、せっかくでしたら現地の老舗や新鮮な食材を提供するお店でいただきたいものです。このたびは、倉吉の町で百年余り続く明治時代に建てられた町屋の建物内にある「清水庵」さんで、十二単をイメージした12色の餅しゃぶを、また、兵庫県の香住まで足を延ばし、名物の香住の蟹の御膳をご賞味いただきました。

倉吉の老舗の餅しゃぶ
兵庫・香住まで足を延ばして「香住かに」をいただきました
数秒しゃぶしゃぶすると食べごろになります。
カニ飯には、かに身とかに味噌を追加していただきます。

なかなか個人では足を延ばす機会の少ない、まだまだ見所たくさんの山陰地方へ。皆様もぜひ足を運んでみてください。

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