【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年09月02日

世界遺産・知床と道東の大自然の旅

2020年8月21日~8月26日 6日間 添乗員:東京支店 長谷野 博紀

ツアーのタイトルどおり、世界遺産の知床半島と道東の大自然を巡る旅より戻りました。

8月に5本の同ツアーが出発した好評の旅で、毎日多様な大自然を満喫していただけたかと思います。私のご案内したお客様は13名様。国内旅行としては長めの5泊6日の旅でしたが、49席の専用大型バスを利用して、ゆったりとした旅になりました。

世界自然遺産・知床半島をクルーズと散策でご案内しました

国内に23の登録があるユネスコ世界遺産。そのなかで4件のみが自然遺産として登録され、そのうちのひとつが知床半島です。選ばれた理由には、その独特な生態系が挙げられます。

冬の知床半島に漂着する流氷の中には大量のプランクトンが閉じ込められ、春になってそれが溶けると、閉じ込められていた大量のプランクトンが魚や海鳥のエサとなります。栄養豊富なプランクトンを食べて肥えたサケが産卵のためにふるさとの川を上っていくと、今度はサケがクマをはじめ陸の動物のエサとなります。そして、動物が息絶えて土に還ると、微生物がそれを分解して森の栄養分となり、知床は豊かな森を築いていくのです。 

ツアーでは、そんな海と川と森の循環が育んだ知床の大自然を体感していただける遊覧クルーズにご案内しました。知床岬や北方領土の国後島、遠くからヒグマの姿も認めることができました。また、知床連山を背後に望む知床五湖を散策するなど、終日かけて知床半島の大自然をご満喫いただきました。

ネイチャーガイドの案内とともに知床五胡の散策へ

日本最東端・納沙布岬より北方領土を望むことができました

日本最東端の町・根室を出発し、朝一番に納沙布岬へ。日本最東端の地から北方領土の歯舞群島を見ることができました。

わずか3.7キロという至近距離にある貝殻島は、島に立つ灯台をはっきり確認することができました。北方領土資料館での説明を受けた後は、端に建つ灯台まで散策したり、北方館の自由に見て回ったりました。

最東端の納沙布岬に立つ灯台

3つの「日本最大級!」の自然にふれるプログラム

野付半島 100年後には地盤沈下により消失するといわれます

広大な大地に手つかずの自然が残された北海道ですが、ツアーでは3つの「日本最大級」の自然に出会えました。

ひとつ目は砂嘴(さし)です。知床半島と根室半島の間にある野付半島は、約4000年かけて砂がくちばしのように堆積した地形が28キロも伸びています。有名な釧路湿原は東京都が入ってしまうほど広大な面積を誇る日本最大級の湿原です。展望台より見下ろすだけでなく、実際に木道を歩く散策にもご案内しました。もうひとつは最大のカルデラ湖である屈斜路湖。湖畔に宿泊し、砂を掘ると温かいお湯が出てくる砂湯体験もお楽しみいただきました。

展望台から望む釧路湿原
霧の摩周湖も晴れ渡っていました

感染症の防止対策も各地で徹底されていました

ツアーは万全の感染症対策を講じて運営していますが、現地の宿泊ホテルやレストラン、バスなども、ソーシャル・ディスタンスを取るように配慮されていました。

とくにありがたかったのが、昼食レストランで訪れた中標津のトーヨーグランドホテルです。十分なスペースを確保するために披露宴会場にテーブルを用意していただきました。

同行のバスガイドさんも、半年振りのお仕事ということでしたが、素晴らしいガイディングでお客様もご満足されていました。加えて、日々の観光後に車内の消毒作業をすみずみまで徹底していただき、頭の下がる思いでした。こうした皆様のご協力もあり、お客様には安心してご旅行をお楽しみいただくことができました。

中標津では披露宴会場が昼食レストラン会場に
羅臼岳や硫黄岳が連なる知床連山もご覧いただきました。

道東の夏の旅は好評のうちに終わりましたが、冬には流氷を楽しむ道東の旅を企画中ですので、どうぞご期待ください。

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