【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2024年05月24日
【帰国レポート】クイーン・エリザベス 初夏の九州と韓国・済州島の船旅
<2024年5月14日(火)~5月24日(金) 11日間 添乗員:稲田裕子>
<2024年5月14日(火)~5月24日(金) 11日間 添乗員:稲田裕子>
クイーン・エリザベスの日本、韓国、台湾クルーズに行ってきました。旅の始まりは東京国際クルーズターミナルから。鹿児島、済州島、台湾の基隆、長崎、油津の5か所の下船観光地と、4回の終日航海日のバランスもよく、船内ライフも楽しむことができました。日本クルーズだったので、日本人のお客様も多く、船内イベントにも日本語通訳が入り、通常の海外クルーズに比べると、言葉の壁を感じることなくお楽しみいただけました。

鹿児島では桜島がきれいに見えました
最初の寄港地は鹿児島です。秀吉の朝鮮出征の際に連れ帰られた多くの朝鮮技術者のひとりに沈当吉という人物がいました。陶工であった彼は、見知らぬ薩摩の地で祖国を偲びながらその技術を磨き、やがて薩摩の国名を冠した美しい焼き物を造り出したのです。現在15代目になる薩摩焼の窯「沈壽官」や薩摩藩主であった島津家の別邸として造られた「仙厳園」を訪れました。この日は鹿児島のシンボルである桜島がとてもきれいに見えていました。




韓国済州島と台湾にも寄港しました
日本クルーズではありますが、外国船籍のクイーン・エリザベスは必ず日本以外の寄港地にも立ち寄らないといけないそうです。通常はどこか1カ所が多いようですが、今回は済州島と台湾に寄港しました。済州島では城山日出峰や美千岩窟、韓国ドラマに出てくるような伝統家屋を保存している野外博物館を訪れ、台湾は基隆に寄港し、そこから十分や九份へ出かけてきました。




長崎では軍艦島に行ってきました
長崎港からフェリーで約40分、明治から昭和にかけて、海底炭鉱によって栄えた軍艦島に上陸しました。日本初の鉄筋コンクリート造高層集合住宅が建設されるなど、大いに発展した軍艦島でしたが、昭和49年(1974年)の閉山にともない島民は島を離れ、現在は無人島になっています。朽ちていくままの島でしたが、地道な保存活動が実を結び、平成27年(2015年)には、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつとして、ユネスコの世界遺産に登録されました。上陸可能かどうかは、当日の波や風の状態に左右されますが、今回はお天気にも波にも風にも恵まれ、無事上陸観光ができました。案内人のおじさんは、古い写真なども見せながら島内を案内してくれました。また、上陸後にはフェリーで島を一周まわってくれるので、近くからも遠くからも、まさに360度ぐるりと島を満喫できました。



360度島を眺めることができました。
女王の名を冠したキュナード社を代表する船、クイーン・エリザベス
ミシュランガイドは有名ですが、クルーズに関するガイドブックといえば、ベルリッツ社が発行しているベルリッツ・クルーズガイドです。ダグラス・ワード氏が編纂を行い、世界各地で運航されているクルーズ客船について、それぞれ星1から星5+までのランク付けを行っています。年一回の発行ですが、最新号ではクイーン・エリザベスは星4+の高評価を得ています。 2008年に先代QE2が惜しまれながら退役し、その後継船として2010年にデビューしたクイーン・エリザベス。初代クイーン・エリザベスが就航していた1930年代のアールデコを基調とした船内は、落ち着いた木目調で統一されています。ところどころに設置された先代船から引き継いだ品々を眺めて歩くのも、この船ならではの魅力です。船内のパブリックスペースには故エリザベス2世の肖像画(レプリカ)も数点展示されています。







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