深い入り江に佇む隠れ家的ホテル

入り組んだ入り江と深い緑に囲まれた島に、圧倒的な外観で建つオリーブベイホテル。この設計を手掛けたのは隈研吾氏。周りの豊かな自然と調和することをコンセプトにしています。陶板のレリーフや和紙の照明など、内装にもこだわったホテルで上質な寛ぎの時間をご堪能ください。

全室ベイビューの「オリーブベイホテル」に2連泊

全ての客室が湾に面しており、紺碧の海と緑濃い森のコントラストをテラス、お部屋、バスルームから存分に眺めることができます。オープン以来、島での静かな滞在と客室からの眺め、質の高い食事が口コミで人気となり、今や予約は難しいホテルとなりました。今回は2連泊ですので、ホテルレストランで2回の夕食もご用意しました。地元の食材を使った食もお楽しみください。

佐賀県の港町、唐津の近代建築を巡る

玄界灘に面し、中国「唐」への「津（港）」として遠い昔より国際港として発展してきた唐津。古来より人々が行き交い、大陸からの文化や物資が多く取り入れられ発展していきました。明治期以降は石炭の積出港で栄え、当時の炭鉱王・高取伊好のかつての邸宅である旧高取邸を訪れると当時の栄華が感じられます。また、唐津は城下町として、今でも当時の街並みが残る情緒あふれる街。その中でもひときわ目を引くのが、「辰野金吾記念館（旧唐津銀行）」です。東京駅や日本銀行本店を設計した辰野金吾、実は唐津の出身。彼の弟子、田中実氏が設計した旧唐津銀行は、赤煉瓦に白い御影石の特徴的な外観に王冠のようなドームが目立つ「辰野式」で建てられました。

西海の島々を一望。多島美が作り出す、芸術作品

佐世保湾から平戸まで、約25㎞にわたって広がる大小209の島々を九十九島と呼びます。「数えきれないほどたくさんの」という意味があり、島の密度は日本一。旅の最後には、佐世保湾と九十九島海域を隔てる半島に位置する「展海峰展望台」へ。島々が重なる芸術作品のような多島美の風景が一望できます。