【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年10月06日

【帰着レポート】要人たちの避暑地、那須、日光を訪ねて 4日間

2021年10月4日(月)~10月6日(水)3日間 添乗員:東京支店 若生 春香

<10/4発・添乗員:東京支店 若生春香>

 かつて国際避暑地として栄え、皇帝の御用邸や各国大使館の別荘が立ち並ぶ那須と日光の旅より帰着しました。夏が終わり段々と秋に向けて木々が衣替えを始めた、とても過ごしやすい気候の中お過ごしいただきました。かつての二期倶楽部の美意識を受け継いだアートビオトープ那須と、日本で5つめとなるザ・リッツカールトン日光は、どちらも昨年2020年にオープンしたばかり。そんな、ホテルでの滞在を目的にご参加された方が大多数でしたが、ホテルでのお食事や観光もとても充実した3日間となりました。

自然に溶け込む宿泊施設、アートビオトープ那須

 栃木県・那須を象徴する雄大な那須連山の麓に位置するアートビオトープ。1986年に創業した二期倶楽部の創業20周年を記念した文化事業として、2007年にオープンしました。今回皆さまにご宿泊いただいたスイートヴィラは、ニュージーランドの紙の教会や庄内のスイデンテラスなどの建築を手がけたことでも知られる、国際的な建築家 坂茂氏によって昨年2020年に完成したばかり。光をふんだんに取り入れた設計で、82㎡ととても広々としたつくりのお部屋です。

スイートヴィラ
本がたくさん並ぶラウンジ。ウェルカムドリンクをいただきました。

「自然と融合する」をコンセプトに、単なるラグジュアリーさを感じられるだけではなく環境全体とすべての生き物に対して、持続的かつ倫理的な在り方を求めて設計されています。夜になると街灯の明かりは消え、「暗闇を楽しむ」という考えのもと、人間と自然とが共存する新しいカタチの滞在をお楽しみいただきました。

水庭。季節によって異なる表情を見せてくれます。

 ご到着後、アートビオトープを代表する水庭へ。バスを降り、駐車場を出て水庭へと繋がる坂道を少し進むと、そこには幻想的な世界が広がっていました。建築家石上純也氏によって手掛けられ、318本の木と160個の池、地面を覆う苔から始まります。幹が絡まったり、また根が重ならないよう配置されているという器用な設計作りがなされています。構成から4年の月日を費やし、こちらも2018年に完成したばかり。かつて隣接した土地に水田と水曜路があり、そうした土壌とホテル建設のために伐採予定だった樹木を生かして構想されたのだそう。水庭の奥には東屋とブルーベリーを栽培しているベリー園があり、丘の上からは水庭を一望することができます。運よく、白くて美しい鳥サギも目にすることができました。

ローカルガストロノミーのレストランと肩を並べる、「μ(ミュー)」でのお食事

 フロントロビーの奥にあるのが、こちらも坂茂氏によって昨年完成したばかりのレストランダイニング『μ(ミュー)』です。ミシュラン1つ星のレストランで修業を積んだ千葉拓海シェフと、レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』2020年度版で「期待の若手シェフ」を受賞した本岡将シェフの若手二人によるフレンチで定評のあるレストランです。

レストラン「μ(ミュー)」
暗く落とされた照明に、落ち着いた雰囲気

 茄子と蕃茄(トマト)、キタアカリ、麦こがしのグジェール3品のお通しに始まりコンソメスープ、アオリイカと蓮根、鮑と黒米に羽太のお魚のグリル、那須山牛にお口直しのシャインマスカット、和栗と那須紅茶のプリンと、2時間30分ほどの時間をかけてゆっくりとお召し上がりいただきました。お料理で使用されている野菜のほとんどは、敷地内の畑で育てられたものです。敷地内では約20種類の野菜やハーブを栽培しています。まさに、ここでしか食べることのできないお食事をご堪能いただきました。

羽太のグリル
鮑と黒米
和栗と那須紅茶のプリン
那須山牛のグリル
シャインマスカット

要人たちの別荘が立ち並ぶ中禅寺湖畔沿い

 日光では、中禅寺湖の湖畔沿いに佇む英国大使館別荘記念公園と、旧イタリア大使館別荘本邸へ足を運びました。バスを降りて5分ほど歩くと、茂みの中の湖畔沿いにひっそりと佇んでいます。明治中頃から昭和初期にかけ、各国の大使館をはじめ多くの外国人別荘が建てられ、国際避暑地として栄えました。

 現在は別荘として使われておりませんが、イタリア大使館は家具を含め当時のまま、木の温かみのあるお部屋が残されています。どちらの大使館も、すべてのお部屋が中禅寺湖に面しており、数年前に改装された英国大使館別荘は、2階に中禅寺湖を眺める絶景スポットでもあるカフェが併設されています。湖に面したテラスに腰を掛けると、かつての要人たちがこの地に別荘を建てた理由が分かるような気分になりました。

旧イタリア大使館別荘本邸。当時のまま残されています。
2階の寝室。
英国大使館別荘。かつてJR『大人の休日倶楽部』の撮影地としても利用されました。
どのお部屋からも中禅寺湖を臨めます。

昨年オープンしたばかりのザ・リッツカールトン日光

 昨年7月にオープンしたばかりのザ・リッツカールトン日光。東京、京都、大阪、那覇に次いで日本国内は5カ所目のリッツカールトンです。日本のリッツカールトンを含め、世界を見ても温泉の付いたリッツカールトンはなんと日光が初めて。1200年の歴史を紡ぐ、日光湯元温泉の源泉を引く温泉大浴場が併設されています。内風呂、露天風呂の湯の色は透明と白濁色に分かれており、源泉は同じでも空気に触れると色が変わるのだそう。さらに、桜の木で作られたルームキーはお土産にお持ち帰りいただくことができます。

フロントに描かれているのは、日光の大名行列の様子です

フロントに入ると、桧木とシトラスの優しい香りに包まれました。この香りはリッツカールトン日光の「木の温もり」の香りをテーマに特別に調合された香りで、香水として購入することも出来ます。

外観。中禅寺湖に面しています。
広々としたフロントロビー。
ラウンジではアフタヌーンティーもお楽しみいただけます。

今回ご宿泊いただいたリバーサイドガーデンビューのお部屋は、鬼怒川の支流として日光を流れる大谷川に面しています。

日本料理レストラン BY ザ・リッツカールトン

 今回、ご夕食で利用したのは2つあるレストランのうちメインダイニングにあたる『日本料理レストラン BY ザ・リッツカールトン』です。日本料理レストランをはじめお部屋は『鹿沼組子』と呼ばれる、栃木県鹿沼市での伝統工芸品として知られる釘を使わずに立体的に仕上げる組子細工が使われています。栃木県の食材を中心としたお食事は、お客様皆さまから「大変美味しかった!」との嬉しいお声を多くいただきました。

いたるところに組み込まれた鹿沼組子
栃木県産 梨霙和え 鱧 秋茄子 柚子の香り
どのお料理も盛り付けにも工夫が施されています
季節の海鮮盛り合わせ
那須 黒毛和牛のステーキ

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