【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート

2023年03月27日

【帰着レポート】装飾古墳特別公開と北関東の古代史跡を巡る旅

<3月23日発・添乗員:東京本社 笹島 侑弥>

色彩豊かな九州、大きさの近畿、そしてバラエティーに富んだ関東。これは日本各地に残る古墳の多様性を表す言葉です。古墳というと日本史の授業で軽く通り過ぎてしまう内容ではありますが、その数は全国に約16万基と、コンビニ軒数の約4倍にも上ります。今回は、ある意味”最も身近な古代建造物”ともいえる古墳にテーマを絞って旅する、「装飾古墳特別公開と北関東の古代史跡を巡る旅」に添乗させていただきましたので、その様子をお伝えします。季節は3月下旬、特に早咲きとなった桜を車窓に眺めながらの3日間となりました。

最高の保存状態で現代にその姿を蘇らせた「虎塚古墳」へ

まずは茨城県ひたちなか市の虎塚古墳へ。ここでは1973年の発掘調査まで、約1,400年間にわたり眠りつづけていたベンガラの装飾が見られます。公開は石室内と外気温がほとんど同じになる春と秋の合計16日間のみで、それ以外の時期は温度・湿度が一定に保たれています。見学前には隣接する「ひたちなか埋蔵文化財調査センター」の学芸員の方にレクチャーをしていただき、基本的な古墳の知識や、どうしてこの地に古墳が築かれたのかなど、見学がより楽しくなるようなお話しも伺うことができました。

古墳内部は写真撮影禁止ですが、併設する資料館には精巧なレプリカが展示されています
とてもユーモラスな「乳飲み児を抱く埴輪

他にも個性豊かな古墳がたくさん

茨城から栃木、群馬と移動していく中で、それぞれの古墳の違いも見えてきます。古墳時代前半によく見られる前方後円墳や末期の円墳、竪穴式石室や横穴式石室などそのスタイルは多岐にわたり、加えて地域の研究員や学芸員の方にお話を伺うことで、より深く理解し楽しむことができたのではないでしょうか。

摩利支天塚古墳。古墳愛溢れるガイドさんの解説で巡ります
車塚古墳。露出した石室に入ることができます
さきたま古墳群の丸墓山古墳。桜の名所にもなっており、たくさんの観光客が訪れていました
綿貫観音山古墳。数多く発掘された副葬品は中国や朝鮮半島との繋がりを示すものでした

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111