【国内】帰着しました。添乗員レポート
【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年10月31日
【帰着レポート】涼やかな阿蘇の秘湯と嬉野の名旅館
2021年7月26日~7月30日 5日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜
<7月26日発・添乗員:東京支店 矢澤高宜>
7月下旬、阿蘇は黒川、佐賀は嬉野の2つの温泉に泊まりながら北~中部九州を横断するルートで九州に行ってまいりました。温泉だけではなく、宇佐神宮、豊後高田、竹田、阿蘇、日田、有田と町あり、大自然あり、歴史ありの観光も豊富にお楽しみいただきました。
黒川人気は偶然ならず、まさに努力の賜物。
標高700メートル、阿蘇北部の山中、筑後川上流沿いに約30件の旅館からなる黒川温泉郷。エリアに入るとすぐ、景観に変化が。ガードレールやカーブミラー、自動販売機や街灯に至るまで全て焦げ茶色に統一され、温泉郷としての統一感が演出されます。ほぼ全ての旅館に露天風呂を設け、湯めぐり手形で訪れる人が湯めぐりを楽しめるようにしたのも、ここ黒川が発祥と言われます。今日の全国に轟く黒川人気は、一軒だけが儲かるのではなく、温泉郷一丸となって取り組んだ努力の賜物だということが訪れてみてよく分かりました。
お世話になった奥の湯は女将のセンスで館内が上品に纏められ、現社長は温泉組合の長も務める、黒川の顔的旅館。お風呂も豊富で、特に筑後川を望む露天風呂、川の湯は人気でした。
主要駅からも、高速のインターからも遠い、不便な温泉郷。しかしこの条件下でこそ、今日の黒川温泉が生まれたと言えます。訪日客もほぼいない今が行き時です。
嬉野の老舗旅館では、ぜひ姉妹館「しいばの湯」へ。
嬉野といえば昭和の温泉街のイメージが強いですが、大正屋は名建築家・吉村順三氏の設計により館内が凛とした雰囲気を纏っていたのが印象的でした。2つある内湯は「日本三大美肌の湯」の名に恥じぬ、とろとろの化粧水のような泉質が特に女性には喜ばれていました。また、ここではぜひ姉妹館「しいばの湯」(立ち寄り湯)にお出かけください。ホテルから無料シャトルバスで約10分、山中に佇む一軒家で、嬉野最大の露天風呂が自慢です。「本当に嬉野温泉?」と思うほどの深い緑の中、心からリラックスできました。
自由食もまた旅の楽しみ。
今回は計3回、昼食で自由食の機会を設けました。せっかくなら印象に残る場所でご案内したいと考え、①別府湾の眺めが素晴らしい別府湾サービスエリア、②阿蘇五岳のパノラマで全国的に有名な絶景道の駅「あそ望の郷くぎの」、③2,500客のコーヒーカップに囲まれ、目にも楽しい「ギャラリー有田」にてお時間をお取りしました。①は普通のフードコートに加え、由布院の名旅館・山荘無量塔プロデュースの蕎麦屋「不生庵」も好評でした。
フェリーの旅はここ数年で、大きく進化しています。
今回は神戸六甲より阪九フェリーにて新門司港へアクセスしました。フェリーというと大衆的なイメージが強いですが、ここ数年で各社とも大きく進化させてきています。今回使用した「せっつ」は昨年就航した16,000トンクラスの大型船。大浴場、ベッドの2つある大きな窓付きの個室、レストラン…。豪華客船とまでは言えませんが、「こんなに便利に、快適になっているとは知らなかった」と多くのお客様が驚いていらっしゃいました。今後も弊社ではフェリー利用の旅をお届けしてまいりますので、ご興味をお持ちの方はぜひ一度ご体験ください。
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