【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年06月28日

【帰着レポート】初夏の佐渡島とオーベルジュ浦島の旅

2021年5月27日~5月29日 3日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜

<5/27日発・添乗員:東京支店 矢澤高宜>

これまで佐渡の旅は温泉旅館での宿泊を中心にご案内してまいりましたが、どうしても似たようなお食事が続いてしまうということもあり、今年はフランス・リヨンの3つ星レストランで修業した須藤シェフ擁するRyokan浦島に連泊し、よりコンパクトかつかつ見どころを押さえた旅に行ってまいりました。もちろん、重伝建に指定される宿根木や幕政を支えた佐渡金山、奉行所のお膝元相川地区の観光なども見ごたえがありましたが、今回の私のレポートはテーマを「食と宿」に絞ってご紹介します。

尖閣湾をはじめ島のいたる所で希少植物トビシマカンゾウに出会えました

魚屋、割烹を経てオーベルジュへ。浦島のおもてなし

 佐渡の市街地が拡がる佐和田地区、真野湾と松林を前に建つRyokan浦島。美食の宿として近年名を馳せています。食に関しては後述しますが、宿の佇まい、そしてスタッフのホスピタリティも特筆するものでした。東館(本館)と南館の二棟構成で、東館は安曇野のちひろ美術館や鳥羽市立海の博物館を手掛けた内藤廣氏監修、また南館は猿楽町ハウスや渋谷のQ-FRONTなどを手掛けた北山恒氏設計の凝った造りで建築好きにはとても面白いものでした。またスタッフさんも私たちの動きを常に先回りしてさりげなくサポート。家族経営のなせる温かいおもてなしでした。

Ryokan浦島 東館外観
南館もユニークな建築です
松林を見ながらゆっくり寛げるロビーラウンジ
部屋のお茶請けには自家製フィナンシェが
フロント含め、館内は白黒で統一されシックな佇まい
太陽光注ぐ大浴場
朝食は日替わりで和食と洋食が楽しめます
ホスピタリティ溢れるスタッフの皆さん

若手の須藤シェフ率いるラ・プラージュでフレンチを堪能

 リヨンの名店ポール・ボキューズで修業し、6年前に故郷の佐渡にて店を開いた須藤シェフ。若手ながらどれも趣向を凝らした品々で、「次はどう驚かせてくれるのだろう」とわくわくさせてくれる料理でした。中でも皆様が最も驚いたのがスープ。目の前に新玉ねぎが丸々一個!?手を伸ばすと中からは冷製スープが。自然と笑みのこぼれる一品でした。食材や盛り付け、器に至るまで地元佐渡愛に溢れた料理の数々で、食後挨拶にいらした須藤シェフとの皆様の語らいは誠に楽しいものでした。何品か写真を載せますので、ご覧ください。

ラ・プラージュ入口
須藤シェフがポールボキューズで修業していた時のユニフォームも飾られています
美しい松林が眺められます。
当日のメニュー
前々菜では目の前の松林を想起させる演出が
オードブルは島で養殖された桜マス
皆様が最も驚いた一品。開けてみると・・・
新玉ねぎの冷製スープが!
お皿も大変美しいデザート 最後まで堪能しました
食後、須藤シェフが挨拶にいらっしゃいました

フレンチだけじゃない。和食も甲乙つけがたい浦島の料理

 フレンチの前日は宿にて和食をいただいたのですが、これがまた美味でした。海の幸をこれでもかと詰め込んだ豪華な船盛り、塩釜のハンマー割りデモンストレーションがあったかと思えば中からノドグロが出てきたり、人の顔ほどの大きさもあろうかというヒラメの兜煮など…さすがは元魚屋、割烹と唸るものでした。聞けば料理長はフレンチの須藤シェフのご兄弟だとか。兄弟で和洋の腕を競い、お客様を楽しませる。和洋どちらも甲乙つけがたく、ぜひ連泊で味比べをなさってください。

前菜では珍しい虎魚(オコゼ)の唐揚げが出ました(写真左下)
ヒラメ、サワラ、タイ、タラバエビなど地の物がズラリ
卵白を混ぜた塩を割ると笹に包まれたのどぐろが
ヒラメの兜煮 初めて見た、というお客様も多かったです。

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