【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2024年07月28日

【帰着レポート】城下町岩国と海から見上げる尾道花火

〈2024年7月25日(木)~2024年7月28日(日) 添乗員:大阪支店 八百屋健太〉

瀬戸内の夏の風物詩「おのみち住吉花火祭り」。商売繁盛と海上交通の安全を願い江戸時代中頃より行われている伝統の祭りです。今年は1万3千発の花火が尾道水道の夜空に打ち上げられました。
このたびはハイライトの尾道の花火とともに、戦国の雄、毛利氏ゆかりの地である周防岩国、吉田、三原を巡ってきました。

旅の始まりは周防岩国、専門の先生に同行していただきました

岩国は吉川氏の城下町、今回は岩国・錦帯橋の専門家、岩国徴古館副館長の松岡先生に同行していただき、詳しい説明を伺いました。松岡先生はNHKの番組でタモリさんも案内した方で、通常の観光とは違う解説がとてもためになりました。

錦帯橋は下から見上げると構造がよく分かります
その後に解説を聞きながら実際に橋を渡りました
岩国の夏の風物詩「錦川の鵜飼い」も体験しました
鵜匠が操る鵜たちが鮎を獲る姿が篝火に浮かび上がります

毛利氏の本拠地、中国地方随一の山城「郡山城」を訪ねました

このころ何かと話題の安芸高田ですが、吉田の地に山全体を要塞化した毛利元就の本城「郡山城」があります。ここでは安芸高田市歴史民俗博物館副館長の秋本さんに毛利氏と郡山城の解説をしていただき、ガイドの清水さんと一緒に毛利元就の墓所を訪ねました。

秋本副館長が法螺貝を鳴らして出迎えてくれました
郡山城の中腹にひっそりと毛利元就の墓所があります

強力な水軍を率いた小早川隆景が築いた海城「三原城」

広島県の地方都市として観光ポイントがあまりない三原ですが、毛利元就の三男、小早川隆景が築いたのが三原城です。小早川水軍を率い、村上水軍とも関係の深い隆景は瀬戸内海に面する三原の地に海城を築きました。今も残る三原城の天守台は、広島城天守が4つ入るとされるほど巨大なものです。

三原駅前には当時の三原城を描いた陶板画があります
日本最大クラスの広さを持つ三原城の天守台、石垣が立派です

酒どころ「西条」と安芸の小京都「竹原」も訪れました

京都の伏見、兵庫の灘と並び日本三大酒どころと言われる安芸の西条。JR西条駅から続く酒蔵通りを歩くと、今でも賀茂鶴、亀齢、西條鶴、福美人、白牡丹、賀茂泉、山陽鶴の7つの蔵元があります。また安芸の小京都と言われる竹原は製塩地として栄えた町で、美しい町並みが見事に保存されています。

酒蔵通りには美しい白壁が続きます
賀茂鶴酒造さんの煙突が3つ並んで見えるビュースポット
竹原ではガイドさんの詳しい説明を聞きながら町を歩きました
落ち着いた風情が漂うたけはら町並み保存地区

三原港からチャーター船に乗っていよいよ出港!

このたび乗船したのは白と青の船体が美しい「サイクルシップ・ラズリ」、普段は尾道と瀬戸田の間を定期運航していますが、花火のためにワールド航空でチャーターしました。夕刻の瀬戸内海をクルージングして夕暮れに合わせて尾道水道へ進入、陸から見るのとちがって混雑することなくゆったりと花火を鑑賞することができました。

船長の村上さんと船員の松本さんが操船しながら解説もしてくれました
因島大橋を下から見上げます、海面からの高さは50m以上
因島大橋を通過し、そろそろ尾道水道に向かいます
三艘の提灯船と神輿を乗せた御座船、火船が尾道水道を渡御
日が西に傾き、空がオレンジ色に染まってきました
カウントダウンが始まり、いよいよ花火が打ち上げられます

これまでに見たことのない幻想的な花火に感動!

花火そのものも美しいのですが、尾道の花火は海上花火ならでは、海面に映る色と、周りに浮かぶ船と陸上の灯り、これまでに見たことのない美しさがありました。音と光と海の匂い、そして水面を渡る心地よい風、五感に響くこれまでに体験したことのない花火に感動!

陸上の建物と海に浮かぶ船、そして花火の灯りが重なり合います
目の前を行くのは尾道と向島を結ぶ渡船、尾道ならではの風景
色とりどりの花火が打ち上げられ海を照らします
「幻想的」という言葉がぴったり合う尾道の花火です
夜空を照らす大玉花火が尾道の夜空を照らし感動のフィナーレ

いろいろな花火を見てきましたが、尾道の花火はこれまでに見たことのないタイプの美しさでした。「こんな幻想的な花火は初めて」、ご参加いただいた皆様も口々に感動したとおっしゃっていました。また来年も企画しますのでぜひご参加ください。

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