【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2023年02月04日

【帰着レポート】奈良の歳時記 春日大社の節分万燈籠と奈良の特別な滞在

2月初旬、節分の時期を迎える奈良での滞在を楽しむツアーに添乗してきました。数ある名刹が日本古来の祭事を執り行う期間であり、普段観光をする奈良とは趣の異なる、まさに特別な奈良の滞在をお楽しみいただきました。特にこのたび紹介しました春日大社の節分万燈籠は、このために奈良を訪れるという人もいるほど、価値ある幻想的な夜の風景でした。

一年の中でもわずかな期間にしか見ることができない春日大社の夜の姿

旅の最大の見どころは、何といってもツアーのタイトルにもなっている春日大社の節分万燈籠です。境内には合計3,000もの石燈籠や釣燈籠が奉納されています。この灯籠に灯がともるのは2月の節分と8月14、15両日の夜だけ。今回はその幻想的な様子を皆様にご覧いただきたく節分の日にご案内しました。

夜のとばりがおりるころ、境内の燈籠に一斉に灯がともり、春日大社や若宮神社を優しく照らします。ツアーでは、この幻想的な夜の春日大社を神職の解説とともにゆったりと散策をしました。昔から貴族、武士、一般の人々の信仰に支えられ、様々な思いが込められた燈籠は、一つ一つデザインも異なり、見比べてみるのも楽しみです。

本宮までの参道も石燈籠の優しい光に照らされています。
本宮の回廊も数々の釣燈籠が並ぶドラマチックな光景です。
春日大社本宮も入り口の燈籠に灯がともる姿を拝めるのは、限られた日だけです。
燈籠は時代を超えて様々な人々から寄進されており、デザインも一つ一つ異なります。

春日大社だけでない、奈良を満喫する特別な観光もお楽しみいただきました。

宿泊したホテルの目の前に広がるならまちエリア。ならまちは世界遺産である元興寺の旧境内を中心とする地域を指します。ガイドさんの話を聞けば、町中には元興寺の塔跡などが点在しており、当時どれだけの規模を誇っていたかがわかります。ツアー中には東大寺などの名刹はもちろん、元興寺では節分にも参加。山伏による様々な儀式や不動明王に願いを届ける盛大な護摩焚きなど、節分ならではの一場面でした。ちなみに、ここでは「福は家の内に入るように」「鬼は自分の内から出るように」と願いをこめて「福は内、鬼は内」という掛け声のもと豆をまくそうです。

ならまちエリアに位置する元興寺の塔跡。お店巡りだけではない、元興寺の歴史に迫るならまち散歩です。
元興寺の節分祭りの様子。山伏が各方角に破魔矢を放ち結界をつくります。
明王様の炎に参加者の願いを書いた護摩木を投じます。普段想像される節分とは異なる儀式の様子でした。
最後には焚き木を崩し、素足で上を歩くことで明王様につながることができるという火渡りもご覧いただけました。

奈良に宿泊するからこその贅沢な奈良の時間

奈良県を訪れる方はほとんどが京都に宿泊し、列車などで日帰り観光をされます。しかし今回は、散策も楽しい古き良きならまちエリアに位置するホテルMIROKUに3連泊。一日ではとてもじっくり見て回ることの叶わない奈良の名刹の数々を、時間にせかされることなく訪れることができるのが最大の魅力です。一部のお部屋やホテルのエントランスからは国宝、興福寺の五重塔を望むことができ、内装は奈良の土や吉野杉、飛鳥の石など素材にもこだわった、まさに奈良を体現したホテルでした。

ならまちエリアに隣接するように位置するホテルMIROKU。奈良の散策に適した立地です。
エントランスから奈良の素材を活かした外装。奥には興福寺の五重塔を望むことができます。
カフェのデッキのすぐ横まで、神様の使いでもある鹿も遊びに。
カフェスペースを貸し切り、翌日訪れる節分万燈籠についてのセミナーを開催しました。

何気なく観光してしまえば気づくことができない面白さを発見できるのは、まさに解説などを聞きながら見て回るからこそできる楽しみです。奈良は既にいらっしゃったことがある方が多いと思いますが、だからこそ再訪してより深みにはまる奈良の魅力を見つける旅を引き続きご紹介いたします。

先々の奈良を訪れる旅はこちらから

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