【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2025年01月24日
【帰着レポート】「橿原の年越し」ゆく年くる年
<2024年12月30日~2025年1月2日 4日間 添乗員:東京支店 大石橋 弘明>
今回のツアーは、奈良の歴史や文化、仏教美術を深く味わいながら、新年を迎える特別な旅となりました。橿原を拠点に、古都奈良の魅力を存分に堪能する内容で、歴史的な町並みや寺社巡り、そして年末年始ならではの特別な行事を体験する充実した旅程でした。

奈良が誇る仏教美術の素晴らしさを堪能する機会も多くありました。安倍文殊院では、耐震工事中のため特別に公開されていた「獅子から降りた文殊菩薩像」を間近で拝観。聖林寺では国宝の十一面観音菩薩立像を鑑賞し、その精緻な彫刻と荘厳な佇まいに心を奪われました。
中でも印象的だったのは、大晦日に訪れた長谷寺での「観音萬燈会」です。この行事は年末年始に行われる特別な法要で、境内には無数の灯籠が灯され、幻想的な雰囲気に包まれます。参道を進むと、静寂の中に灯籠の光が揺らめき、厳かな空気が漂っていました。除夜の鐘を撞く音が響き渡り、訪れた人々はそれぞれの思いを胸に新しい年を迎える準備を整えていました。長谷寺の本堂から眺める景色もまた格別で、夜の静けさと灯籠の光が織りなす風景は心に深く刻まれるものでした。除夜の鐘を聞いたり、新年法要に参加したりと、特別な体験を通じて、静かに一年を振り返りました。



元旦には、橿原神宮で初詣を行い、新年の祈りを捧げる時間を過ごしました。多くの参拝者で賑わうものの、大混雑というほどではなくスムーズに参拝できました。橿原神宮は、初代天皇である神武天皇を祀る神社で、新年を迎えるにふさわしい厳かな雰囲気が漂っていました。また、川原寺では般若心経の写経を体験し、仏教文化を実際に体感する貴重な機会でした。談山神社での新春特別祈祷では、心新たに一年をスタートすることができました。

奈良の食文化も大きな楽しみの一つです。創業100年以上の老舗料亭「茶寮 花大和」では、薬膳料理を堪能。朝鮮人参の揚げ物など、珍しい料理が並び、体にも優しい食事を楽しむことができました。また、フレンチレストラン「ジュール フェリエ ラ・バンク」は、有形文化財に登録された旧第六十八銀行をリノベーションした建物。地元の食材を活かしたフレンチコース料理を味わいました。

歴史的な町並みの散策から、仏像鑑賞、写経体験、新春祈祷、そして美食まで。奈良の歴史や文化、仏教美術を味わいながら、年末年始を特別な時間としてお過ごしいただきました。特に長谷寺での幻想的な「観音萬燈会」は、心に残る特別な体験でした。新しい年を迎えるにふさわしい、奈良の魅力を存分に感じられる旅だったと思います。
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