【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2024年11月21日

【帰着レポート】大和三山と「山の辺の道」を歩く

<2024年11月13日(水)~2024年11月15日(金) 添乗員:大阪支店 八百屋健太>

<2024年11月13日(水)~2024年11月15日(金) 添乗員:大阪支店 八百屋健太>

「令和」の元号の典拠となった万葉集に残された、数々の歌の舞台「山の辺の道」。爽やかな秋晴れの下、北は天理の「石上神宮」から南は桜井の「大神神社」まで、道中には神社やお寺、数々の古墳、そして人々の生活が垣間見える家並みや田畑、果樹園……。古代の人々が見ていたかもしれない風景を、ロマンに浸りながら一日かけて歩いてきました。

旅の始まりは大和三山のひとつ「畝傍山」登山

香具山・畝傍山・耳成山の大和三山のなかで一番高い(と言っても199.2mです)畝傍山に登りました。まずは神武天皇を祀る橿原神宮に参拝し、その裏手にある登山口からなだらかな登りが続く山道をガイドさんと一緒に約30分、山頂からは奈良盆地の向こうに若草山、西には葛城山、二上山が見えました。

平日の午後、参拝者は少なく空いていました
まずは神武天皇を祀る橿原神宮にお詣り
神社の裏手にある畝傍山登山口
ガイドさんが歴史や地理の説明をしてくれます
なだらかな山道を約30分間登ります
山頂から葛城山や二上山が見渡せました
畝傍山と並び同じ大和三山の一つ「香具山」

いよいよ「山の辺の道」ウォーキング

ツアー2日目、ウォーキングのスタート地となるJR天理駅でガイドさんと合流、天理の商店街を通り、天理教本部「おぢば」の前を通り「石上神宮」へ。お参りの後にいよいよ山の辺の道を歩き始めました。天気が良くとても気持ちよいのも幸いし、皆様の足も快調、午前中は結構なハイペースで進みました。

石上神宮の大きな鳥居をくぐり参拝
軍事を司った豪族物部氏の総氏神
拝殿は国宝に指定されています

秋景色を楽しみながらグングン歩きます

道中は平坦な道が多く、上りも下りもそれほどきつくありません。前半は調子よく進み、お昼のレストランに予定よりも少し早めに到着、ランチをとり少し休憩。午後は時間に余裕ができたため少しのんびり歩きました。

ススキや秋の草花が目を楽しませてくれます
田んぼや果樹園の間の道を歩きます
今年の紅葉はやや遅いようでした

社寺や古墳、万葉歌碑など見どころいっぱい

石上神宮から歩き始めると、数キロごとに見どころが散りばめられています。神社にお寺、小さな古墳や巨大な天皇陵、万葉集の歌を刻んだ歌碑やお地蔵さん、家並みや地元の人が設置した無人売店など、次々と面白いものに出会い飽きることがありません。

茅葺の拝殿が珍しい夜都岐神社
天照大神ゆかりの元伊勢檜原神社
病気平癒の神様として信仰が篤い狭井神社
3世紀後半とみられる波多子塚古墳
西山塚古墳は登れる前方後円墳
行燈山古墳は10代崇神天皇の御陵に治定
地元の言い伝えがあるお地蔵さん
柿本人麻呂の歌碑、犬養孝先生の書でした
有名な額田王の歌碑、奥は三輪山
奈良と言えば柿、柿の果樹園がたくさんありました
のどかな田園風景は忘れていた何かを思い出させます
途中の無人店舗では柿やみかんなども売られていました

今回のウォーキングの目的地「大神(おおみわ)神社」に到着!

午前9時に天理駅から歩き始めて午後3時過ぎ、とても良いペースで今回のコースのハイライト大神神社に到着。三輪山は古来酒の神様として信仰を集めていましたが、11月14日は毎年恒例の「酒まつり」が行われていました。

大和国一之宮 三輪明神 大神神社
こちらは拝殿、この奥の三輪山がご神体です
三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神社

信長とも戦った、武装宗教自治都市「今井町」

織田信長と敵対する本願寺の降伏にともない武装放棄した今井町は、信長から自治を許され、商業の町として発展を遂げます。その賑わいは「大和の金は今井に七分」、「海の堺、陸の今井」などと呼ばれ経済中心の「在郷町」へ発展したのです。

今井の町は浄土真宗「称念寺」の寺内町として発展しました
商家など9つの建築物が国の重要文化財に指定されています
室町、安土桃山、江戸からの建築が残っています

今回、山の辺の道を天理から三輪まで、総距離にして17㎞ほど歩きました。幸い天気がよく、周りの景色を見ながら、ガイドの解説を聞きながら無事に完走。ご参加の皆様もまだまだ余裕のあるご様子でお楽しみいただけたようでした。「歩く旅」はこれからも新しいコースをお届けしますので、ぜひご参加ください。

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