【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年05月25日

【帰着レポート】裏磐梯「猫魔離宮」と憧れの「山形座 瀧波」の旅

<5/17発 添乗員:東京支店 下平 裕史>

約1,000年の歴史がある赤湯温泉。その中心街の一角に佇むのが今回宿泊した「山形座 瀧波」です。2017年の大規模なリニューアル以来、旅行社の団体を受け入れていませんでしたが、実現に向けて顧問の松本と吉田が出向き、熱意を伝えたところ、当社の想いが伝わり、今回「貸切であれば」との条件で初めてツアーを実現することができました。

瀧波のシンボル「薬医門」は伊達政宗もくぐったとされます
ホテルの看板は改装前からのものをそのまま使用

山形座 瀧波 苦労の歴史

1915年創業の瀧波は創業100年以上誇る老舗の旅館。築350年以上前の庄屋敷を移築した日本家屋を使った旅館は、改装前は「いきかえりの宿 瀧波」という名で、団体客を受け入れ、宴会場で並んで食事をする昔ながらのスタイルが人気の宿でした。しかし、2011年の東日本大震災を契機に観光客が遠のき、売り上げが低迷。最終的に民事再生法を申請するまでに落ち込んでいました。この危機を乗り越えるために一族総出でこの宿を生き返らせようと奮起。 従来の客層もスタイルも、客単価も、宿の在り方から全てを変え、 部屋数も35室から19室へ減らし、2017年にフルリニューアルオープン。瞬く間に黒字転換。高級宿の仲間入りを果たした歴史があります。「一人一人のお客さまに対する接客時間を増やし、昔からの山形の色や食文化を伝える時間に費やしたい」そんな想いを持つスタッフはほとんどが地元の出身者。その溢れる郷土愛こそ、いい宿を生み出す原動力だと感じました。

地元出身のスタッフ
全部屋露天風呂付(2階はヒノキ風呂になります)

山形県随一の和食 × ミシュラン星付きシェフが生み出すお食事

山形の味と巡り合うための場所。山の幸、海の幸などダイニングの名前は1/365。名前は「今この瞬間だけの旬の味を」という想いから来ています。訪れて驚いたことに、弊社の新潟燕三条の旅でも使用していたミシュラン星付きレストラン「イル・リポーゾ」のシェフの原田さんが昨年秋、新たに瀧波に加わっていました。私たちのお食事でも腕を振るってくれ、瀧波が得意とする山形の食材を使った和食に加えて、イタリアンの要素を融合したメニューは舌の肥えたお客様も絶賛の味でした。特に、米沢牛は野菜とともに低温でじっくりと焼き上げたミディアムレア。ナイフに力を入れなくてもすっと入っていく柔らかさ、あふれる肉汁は本当に素晴らしい味でした。また、カウンターキッチンでは目の前で料理をしてくれるだけでなく、食材のこだわりや料理のストーリーなどを聞きながらお食事をおたのしみいただけました(優雅にお召し上がりいただきたい方は個室もございます)。

メインディッシュは米沢牛のステーキ
本当にやわらかい米沢牛
まるでステージのようなカウンターキッチン
朝食には名物の瀧波芋煮汁も出てきました

貸切だからこその特別プログラム

今回は貸切だからこその特別プログラムとして、夕食後には地元の語り部による方言を使った「鶴の恩返し」や地元に伝わる昔話などを40分ほどしていただきました。翌朝は置賜盆地が一望できる自慢の絶景が見える「南陽スカイパーク」へご案内していただきました。月山、蔵王山、飯豊山など山形県を囲む名峰が見れました。今回は残念ながら見ることはできませんでしたが、天候次第では雲海がご覧いただけます。特に9月以降、秋の晴れた夜に放射冷却現象が起きた明け方は霧が出やすくなり、雲海がお楽しみいただける確率もグッと上がるとのことです。その以外にも、到着後は日本酒の試飲をしながらの南社長の軽妙なトークによる十割蕎麦打ちのパフォーマンスもございました(ご夕食に実際に提供されます)。

北欧家具に座りながらラウンジで語り部による昔話
9月以降は雲海もご覧いただける南陽スカイパーク

9月13日(火) 、 9月27日(火)出発

裏磐梯「猫魔離宮(ねこまりきゅう)」と憧れの「山形座 瀧波(たきなみ)」の旅【4日間】はこちら

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