美味発見!

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2022年07月08日

"開拓者精神"が生み出す 島の新しい特産品「ぽてちゅう」(沖縄)

沖縄本島から東へ約360キロの洋上に浮かぶ、「絶海の孤島」北大東島。島を取り囲む高さ15メートル前後の険しい岸壁に上陸する人もなく、太平洋に浮かぶ絶海の無人島でした。今から約120年前、八丈島からの最初の上陸者が池を見つけて飲料水とし、密林を開拓していきました。現在では、海水淡水化施設が作られ、大型機械で農業が行われ、小中学校や診療所も設けられている人口約550人の島です。手つかずの資源に目をつけ、自分たちの生活エリアを切り開き、糧を作ってきた歴史がよくわかります。

断崖に囲まれた北大東島。西港から遠くに「燐鉱石貯蔵庫跡」をのぞむ
島の診療所
海水淡水化施設

まさにこの”開拓者精神”が生み出した島の新しい特産品が、じゃがいも焼酎「ぽてちゅう」。じゃがいも特有の爽やかな香りと味が特徴で、すっきりとした飲み口とほのかな甘みが癖になります。

北大東島の特産品のひとつであるじゃがいもは、県内外から高い評価を受けています。しかし規格外の小さなサイズのじゃがいもは、輸送費や人手不足の面から約15%が自家消費や廃棄とされていました。そんな規格外となってしまったじゃがいもを何とかしたいという想いから、長期保存が可能な「じゃがいも焼酎」を製造することとなったのです。

ホテル「ハマユウ荘」のレストランでもいただけます
かわいらしい「ぽ」の文字が目を引くパッケージ
大東寿司ともよく合います
ホテル「ハマユウ荘」の親川社長も開発に携わっています

北大東島を訪れた際には、ぜひ島内で配布されている「ぽてちゅう誕生物語」を読んでみてください。島の人々の熱い想いを感じていただけることと思います。そして誕生秘話を知った後で、大東寿司と合わせて「ぽてちゅう」をロックでどうぞ。もちろんお土産にもおすすめです。

島内で配布されている「ぽてちゅう誕生物語」
村役場の特設コーナー 島をあげてアピールしています

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