町並み百選

町並み百選
2021年09月16日
東京から一番遠い東京 小笠原
プランニング事業本部 吉田義和
晩秋から冬にかけて、「ニッポンの南を旅する」というテーマで沖縄、九州、四国地方をご紹介しています。「絶海の孤島、南大東島とケラマ諸島の旅」や「四国お遍路ハイライトの旅」など普段なかなかできない体験を楽しむ旅が人気を呼んでいます。その中で唯一の「東京都」のツアーが小笠原。東京の都心から遥か1000キロ、北海道や種子島と同距離のところにある、東京から一番遠い東京です。今週、小笠原から同じくプランニングチームの山口亨社員が戻ってまいりましたので、今回は山口社員の体験した「今の小笠原」をご紹介いたします。
ボニンブルーの海と鮮緑の木々が、まばゆい太陽で煌めく島
台風14号が沖縄方面を襲い、出発地の竹芝桟橋も前線の影響でどんよりとした中、おがさわら丸は出港しました。いったい、到着する頃にはどうなっているのだろうと心配していましたが、実際に到着すると青空も顔を覗かせる天候となりました。翌日以降は、太陽がさんさんと照りつける日々が続きました。ボニンブルーと呼ばれる小笠原の海は、独特の青さが美しく、これまで見たことない色でした。木々も太陽の光を受けて、より一層緑が鮮明になっていました。東京都であっても、ここは全く違う南国。現代の日本にあって、片道24時間の旅をしないと到達することができない土地は、ここ小笠原以外にありません。それだけの時間をかけてやってくる価値があると感じさせる、そんないつまでも眺めていたい景色が広がります。


父島の市街地は南国ムードたっぷりです。
真っすぐに延びる目抜き通りに沿って、ペンションやレストランが並ぶ父島の中心大村。他の港町と違い、直線道路に沿って街並みが整備されているので、外国のリゾート地に来たかのように感じられます。広々とした公園などの空間や、背の高い建物が少ないことからも、非常に解放感が感じられます。朝の比較的涼しい時間帯に浜辺を歩くと、心地よい海風も吹き、至福の時間を過ごせます。


東京都最南端を走る公共交通機関に乗車。
小笠原村は、東京都最南端の地方自治体です。多くの島民は自家用車やバイクを使用しますが、コミュニティバスも走らせています。島の子供たちの通学の足となっているので、非常に需要な交通手段です。一方で、一般の人ももちろん乗車できます。1回乗車200円、1日乗車券500円です。実は、東京都最南端と最東端のバス停が父島にあります.最南端が小港海岸、最東端が境浦海岸です。バス停に表示があるので記念撮影を楽しめますし、小港海岸まで行ったら、是非、USK COFFEEまで足を運びましょう。小笠原で生産されたコーヒーを楽しむことができます。小港海岸まで行くと景色も一変しますので、ただ乗っているだけでも楽しめるバス路線です。






日中の暑い時間帯には、新名物のかき氷をどうぞ。
なんだかんだでやはり暑い小笠原。それが魅力なのですが、涼んでほっと一息つきたいのも本音です。9月に入って新しいかき氷のお店ができて、人気が出ています。チャラ日和という目抜き通りに面したお店で、自家製の蜜が売りとなっています。小笠原の特産である島レモンやパッションフルーツを使ったものもあり、小笠原の味で涼むことが可能です。ただ、今回はとても気になったのでレンボーパチパチを注文…。見た目のインパクトもありますが、たくさんのフレーバーを楽しめたので、次に島レモンに挑戦したいと思います。


島をあげて安心を共有 Protect Bonin Family
小笠原諸島は来島者に対して独自にPCR検査を要求しているのですが、9月8日発の便から陰性の来島者に対してProtect Bonin Familyと書かれたリストバンドの配布を始めました。これをすることによって、一目でPCR検査結果が陰性ということが分かり、来島者も島民もお互いに気持ち良く過ごせる環境を整えました。それまでは、一回一回陰性証明を見せていた手間を考えますと、格段に状況が違います。全員で安心して小笠原を満喫できる、良い目印です。


小笠原を訪れるツアーは今後も設定しておりますので、これから涼しくなる季節、ぜひ小笠原へ足をお運びください。下のツアーをクリックするとツアーがご覧いただけます。
お気軽にお問い合わせください
電話相談はこちら
受付時間:午前9:30~午後5:30
- 東京
- 03-3501-4111
- 大阪
- 06-6343-0111
- 名古屋
- 052-252-2110
- 九州
- 092-473-0111
- 札幌
- 011-232-9111
- 藤沢
- 0466-27-0111