【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2025年02月21日

【帰着レポート】早春の四国を楽しむ 南国土佐と琴平温泉の旅

<2025年2月12日(水)~2025年2月15日(土) 添乗員:大阪支店 八百屋健太>

「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎博士が生まれた土佐の国。博士がこよなく愛した「バイカオウレン」が花開く季節に訪れました。このところの寒波の影響で例年よりも開花が遅れているとのことでしたが、牧野植物園では可憐な白い花がちょうど見頃を迎えていました。旅の後半は香川県の琴平でのんびり温泉につかりリラックス。土佐と讃岐の美味しいものもいただいてきました。

牧野富太郎博士の功績を顕彰する「高知県立牧野植物園」

高知に到着後、さっそく「牧野植物園」へ向かいました。植物園スタッフの西村さんの出迎えを受け、園内の見学を開始。バイカオウレンの他にこの時期に咲く花はありませんが、西村さんが植物のことや牧野先生のことをわかりやすく案内してくれたおかげでとても楽しめました。

園内では牧野先生の写真が出迎えてくれます。
西村さんの解説に皆さん聞き入っていました。
お目当てのバイカオウレンが見頃を迎えていました。
苔の中に星をちりばめたように咲く小さい花たち。
温室では、毎年恒例の「ラン展」が開催中、美しいランの花も楽しみました。

色とりどりのランの花が私たちを迎えてくれました。

バイカオウレンの自生地、加茂の里を訪ねました

高知から西へ、牧野先生の故郷佐川の加茂地区では毎年1月末から2月中旬にかけてたくさんのバイカオウレンが花を咲かせます。山の北面の林の中に数十万株が群生する全国でも珍しい場所で、地元の「加茂の里づくり会」の皆さんの努力で可憐な白い花を見ることができます。

坂道を登ること約20分、ようやく群生地にたどり着きました。
観察用の路から覗き込むようにして写真を撮りました。

佐川町では牧野公園と町歩きを楽しみました

佐川は山内家の筆頭家老、深尾氏の一万石の城下町です。深尾氏は教育に力を入れ文武両道を推奨したため、幕末から明治にかけこの町から多くの人物が世に出ました。土佐勤王党で活躍し宮内大臣にまでなった田中光顕、日本近代土木の父と呼ばれ、牧野富太郎と同い年の廣井勇らが有名です。

植物のガイドと一緒に牧野公園を歩きました。
牧野富太郎のお墓のまわりにバイカオウレンが咲いています。
花はまばらでしたが、それもまたきれいでした。
近くで見ると本当に可愛らしいバイカオウレン。
郷校「名教館」や「司牡丹酒造」などを見て回りました。
富太郎の生家「岸屋」の跡地に建つ「牧野富太郎ふるさと館」。

讃岐の国では空海ゆかりの満濃池と琴平温泉へ

高知から特急列車で琴平へ。ここでは弘法大師空海が唐から持ち帰った土木知識で修築した国内最大のため池「満濃池」をご覧いただきました。そしてお泊まりは金刀比羅宮の表参道に建つ、かつて国の登録有形文化財に指定された建物をリニューアルした「御宿 敷島館」でした。

満濃池を遠望する展望台からの眺め。
ロウバイが美しく咲いていました。
かつての敷島館の外観はそのままに、内部はモダンに生まれ変わりました。

高知と香川の美味いものをたくさんいただきました

佐川で大正二年から続く老舗鰻屋「大正軒」でうな重を、土佐おきゃく文化に欠かせない皿鉢料理を「土佐料理 司」で、善通寺にある家庭的なフランス料理店「Oguni ZENTSUJI」にて季節の地元食材を使ったランチを、そして讃岐と言えばうどん、金刀比羅宮表参道の「こんぴらうどん」もいただきました。

佐川の老舗「大正軒」のうな重は甘めのタレでした。
土佐の「おきゃく(宴会)」文化の代表が皿鉢料理です。
天然鯛のワイン蒸しと季節の野菜
「Oguni ZENTSUJI FRENCH RESTAURANT」の小國シェフ

タイトル通り「早春の四国」を楽しむ旅。バイカオウレンの花を見る機会はあまりないと思いますが、今回は3カ所を巡ってしっかりご覧いただきました。また、冬に咲くロウバイや菜の花も見ることができ、土佐と讃岐の美味しいものを食べて、温泉でほっこり寛いだ旅となりました。

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