王都マドリッドから
エキゾチックなアンダルシアの地へ

旅のはじまりは首都マドリッド。美術鑑賞や街の散策にご案内します

スペインの中心に位置し、各地への旅の拠点となるマドリッドに2連泊。20世紀までスペイン国王が暮らした宮殿やバロック建築の街並みは、かつての栄華を感じさせます。ツアーでは美の殿堂とも称されるプラド美術館でスペイン絵画の巨匠の世界をお楽しみください。また、2021年に世界遺産に登録された「パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ」を現地のガイドの案内のもと訪れます。半日の自由時間もお取りしておりますので、ホテル周辺の散策や美術館巡りなど、思い思いにお楽しみください。

イスラム芸術の最高傑作といわれるアルハンブラ宮殿は、イスラム最後の王朝が残した芸術的な美しさが世界でも比類なきものと称えられ、グラナダがカトリック教徒のもとに戻った後も、その美しさに感動し壊すことができなかったといわれます。内装の精緻なレリーフや優美な彫刻など、洗練された美しさは圧倒的です。そんな宮殿から徒歩圏内にある「アルハンブラ・パレス」に連泊します。たっぷりと時間をかけて宮殿内の見学をお楽しみください。

アルハンブラ宮殿と並んでスペインを代表するイスラム建築の一つがコルドバのメスキータです。メスキータとはスペイン語で「モスク」を意味します。コルドバは古代ローマの都でありながら、500年ものあいだアラブの都として栄えた旧都で、13世紀にキリスト教徒がコルドバを奪還後、メスキータに聖堂を建立しました。そんなコルドバの歴史をその目で見ることができる、２つの宗教が混在する世界でも類を見ない建築です。美しい二重アーチと856本もの列柱が森のように林立する祈りの空間をじっくりとご覧ください。

トレドの町の歴史は深く、時代の移り変わりとともに様々な勢力の支配下におかれました。その時代背景からキリスト教・イスラム教・ユダヤ教が共存する独特の文化、町並みが残されています。　画家エル・グレコもこの地に魅了され、サント・トメ教会に所蔵される彼の傑作「オルガス伯爵の埋葬」は一見の価値ありです。

「ヨーロッパの美しい村30選」の一つで川に浸食された岩の隙間に造られた洞窟住居で有名なセテニルや、「天空に浮かぶ白い村」オルベラにも足を運びます。かつて、レコンキスタの軍に追われたイスラムの民は、身を守るため辺鄙な場所に村を築きました。アンダルシアの小さな村を歩けば、その歴史が感じられることでしょう。

地中海の陽光が降り注ぐマラガの市街地はアンダルシアらしい明るさに溢れ、天才画家パブロ・ピカソの生まれた町としても知られます。コスタ・デル・ソルは地中海沿いの約300キロにも及ぶ地域の総称で、スペイン屈指の人気エリアでもあります。

ローマ時代の隊商ルート「銀の道」、コロンブスが利用した「グアダルキビル川」。この2つに面するセビリアは、スペインに多くの富をもたらし、スペイン最大のゴシック建築であるカテドラルを築きあげました。