【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年11月16日

【帰着レポート】ホテルホライズン3泊と世界遺産小笠原諸島の旅

2021年11月11日(木)~11月16日(火)6日間 東京支店 相澤 満弘

<11/11発・添乗員:東京支店 相澤 満弘>

竹芝桟橋・竹芝客船ターミナルより1000キロ南に位置する小笠原諸島の旅に出かけました。

2回の船中泊を含めての6日間の旅は、異国情緒が漂い、東京でありながら東京ではない、小笠原の魅力をたっぷりと感じることのできる旅でした。

海外旅行の再開が待ち遠しく思われるこの頃、ちょっとした海外旅行を味わえる(?)この小笠原の旅は皆様にぜひ訪ねていただきたい旅先です。

父島。ネイチャーガイドとともに、小港海岸へと続く森林を歩く

小笠原諸島への旅は、現在でも船旅でしか行くことができません。

2016年に就航した「三代目おがさわら丸」に乗って24時間、およそ1000キロの船旅。所要時間で見れば、南米やアフリカに旅するような壮大さがありますが、船内にはレストランや展望ラウンジ、バー、トイレ、無料で利用できるシャワールームも完備され、快適に過ごすことができます。 (室内にトイレ、シャワーを完備した特1等船室や、トイレ、シャワー共用の1等船室など、個室もございます)

竹芝客船ターミナルでお見送りを受けて、出港。東京湾をクルージングしてから外洋に出ると、右手に伊豆諸島の島影が見え、やがて日没。翌朝には小笠原諸島の聟島(むこじま)列島の峻険な岩肌が見え、やがて目的地の小笠原諸島の中心となる父島列島が姿を現します。

竹芝客船ターミナルを出港
出航後、すぐにレインボーブリッジを越えます
一夜して、ようやく小笠原諸島(聟島列島)が見えてきました(左舷)

3連泊で小笠原・父島と母島の独特な植生を持つ森をネイチャーウォークしました

「ボニンブルー」と呼ばれる小笠原の海の色は美しく、ダイバーやマリンスポーツをする方にとってのメッカです。しかし、小笠原の魅力はそれにとどまりません。独自の進化を遂げた固有の生き物やそれらが織りなす「生態系」が世界的な価値を持つことが認められ、2011年に世界自然遺産に登録されました。幸いなことに現在もおよそ週に一便ある「おがさわら丸」の航行でしかアクセスできないという不便さも手伝って、生態系が大切に保全されています。

父島、そして母島の日帰り旅行をすることで改めてその植生の豊かさを実感しました。ネイチャーガイドの方を伴うことで世界遺産区域に入ることができ、深い森や海の景色を様々なロケーションから眺めることができます。険しい道を歩むということはなく、どこも車や徒歩で比較的簡単にアクセスできることろですが、改めて1000キロの航路を旅することでようやくたどり着いたと思うと、感動もひとしおです。

「ボニンブルー」の海をゆくパノラマ・ボートツアー
都内最南端のバス停「小港海岸」。ここから海岸までの森林を歩きました
ネイチャーガイドの同行がなければ入れない岩山地区
今話題の小笠原コーヒーを育てる農園も訪ねました
より素朴な母島は日帰り観光にて。ネイチャーガイドが丁寧に植生や外来種の脅威について説明してくれました
母島、静沢の森林散歩道

小笠原随一の「ホテルホライズン」は、夕食も楽しみです

ツアーで宿泊した「ホテルホライズン」は、平成6年(1994年)に、上皇・上皇后両陛下が宿泊されたホテルで、1993年オープン。島では最も歴史があり、また快適にお過ごしいただけるホテルです。ここに3連泊して、日ごとに異なる島の魅力に触れました。

日々の夕食もイタリアン、郷土料理、アニバーサリーメニューと変わってゆき、観光から戻ってきた後の食事も楽しみで、旅の疲れを癒してくれました。

アニバーサリーメニューは、上皇・上皇后がご宿泊された際のお食事を、旬の食材をアレンジした記念のフルコースメニューです。私たちにとってもこの日は最後の晩餐となり、お食事と皆様でのお話を楽しみました。

ホテルホライズン外観
3泊の食事はイタリアン、郷土料理、アニバーサリーメニューと日替わりです
2泊目の「小笠原郷土料理膳」
3泊目は上皇・上皇后もお召し上がりのアニバーサリーメニュー

感動ものです。小笠原の名物「お見送り」

帰りの船では、島民の方々は「行ってらっしゃい」と元気よく見送ってくれて、ボートがどこまでもついてきてくれます。1000キロ、24時間の航行長いものですが、それでもまたきっと訪ねたくなる魅力が小笠原にはあります。
ぜひ、皆様も小笠原を旅してください。

「おがさわら丸」のデッキからお見送りを受ける
幾艘もの船が「おがさわら丸」を追いかけてお見送りしてくれました

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