【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年11月18日

【帰着レポート】京の御三家を楽しむ旅 3日間

2021年11月10日~11月13日 4日間 添乗員:東京支店 岩田尚之

<11/16発 添乗員:東京支店 岩田尚之>

 紅葉の見ごろを迎え、修学旅行生や一般の観光客も戻り始めており、ひときわ賑わいを見せる京都において、周囲の喧噪から隔離され、まるで別世界のような2つの老舗旅館「炭屋旅館」「柊屋」に宿泊する旅に行ってまいりました。京都を代表する御三家は、まさに京都の風情・情緒を象徴する宿でした。

我が家に帰ってきたかのような、居心地良い2つの宿へ。

 瀟洒なブティックやハンドメイド製品の店、可愛らしい陶器の店など、そぞろ歩きも楽しい麩屋町通り。この通りに並ぶ名旅館が炭屋旅館と柊屋です。(俵屋も柊屋の真向かいにあります。)京都を代表する老舗旅館は、由緒ある歴史とその知名度から重厚で威厳のあるイメージがありました。しかし、実際にお邪魔すると、玄関までのアプローチには打ち水を毎日行い、常に綺麗に手入れされ、靴を脱ぐ際にも細かい気遣いまでされて、これが代々続く老舗旅館の真髄なのだと感じました。
 添乗員は一緒に宿泊こそしなかったものの、翌日のお客様のお話を聞いていますと、お部屋に、お食事に、お風呂にと、とてもご満足いただけたようでした。個人ではなかなか泊まりづらい2つのお宿を連続して宿泊し、京都のおもてなしの真骨頂をご体験いただきました。

ひときわ目立つ数寄屋造りの旅館。先々代の創業者が茶の湯をきっかけに来賓を泊めておもてなししたことから炭屋旅館は始まります。館内の落ち着いた雰囲気は茶道の精神が息づいています。
玄関の石碑には、吉井勇の歌碑「京にきて うれしとおもふ しつかなる 利休このみの 宿の一夜を」が残されています。
かの文豪・川端康成も常宿としていた柊屋。玄関にかけてある「来者如帰」はまさに柊屋のおもてなしの心と言えます。
打ち水されて綺麗に掃き清められた玄関。季節に合わせた花々がお出迎えしてくれます。

俵屋が手掛ける2つのお店 こだわりの逸品に出会えました。

 柊屋の真向かいに位置する俵屋。今回宿泊こそしなかったものの、俵屋がてがける2つのこだわりのお店にお邪魔しました。まずは昼食でご案内した天ぷら専門店「天邑」は知る人ぞ知る名店です。ご主人は、仕入れている野菜は季節によって味や風味が異なること、そして気温や天候によって左右されることから、衣の付け方や油の温度などを細かく研究して1つ1つ丁寧に仕上げているそうです。まさに職人の技といったところです。
 また、昼食のあとにご案内したのが「遊形ギャラリー」です。実際に俵屋で使用されている寝具やタオル、石鹸などこだわりの商品のほか、お食事の際に使われるお皿やグラスなどもこちらで購入することができます。俵屋の誇る2つのこだわりの逸品を食べて見て、お楽しみいただきました。

京都らしい奥行きのあるアプローチを抜けた先にあります。大人の隠れ家的な佇まいです。
個室の部屋からは丁寧に整備された木々が目を楽しませてくれます。
宿で使っているものを購入できるとあって、石鹸などは人気が高いようです。
暖かそうな寝具類も販売しています。

生まれ変わった美術館と老舗の和菓子屋へご案内しました。

 2日目には京セラ美術館にご案内しました。昨年生まれ変わった美術館の中には、常設展のほか、オープン1周年記念の特別展や能面展なども開催され、オープンと同時に次々に観光客が訪れていました。1933年と公立美術館としては最古の部類に入り、館内の一部には、当時の雰囲気を残す建築もうまく保存されていました。
 また、途中では、ちょっと一息にと老舗の和菓子屋「和久傳」にご案内。こちらで有名な本わらび餅をご用意してお召し上がりいただきました。抹茶かコーヒーを選んでいただき、大きく切られたわらび餅でしたが、和三盆もほどよく甘く、皆様つるりと食べられていました。

2020年5月26日にリニューアルオープンしたばかりの生まれ変わった京セラ美術館もご案内しました。
入り口前には、1933年オープン当時の「京都美術館」の看板もあり、歴史を物語っています。
1870年に旅館をオープンしたのがはじまりで、歴史のあるお店「和久傳」。
出来たての本わらび餅は、抹茶との相性が抜群。和三盆の蜜もほどよく甘くて至福のひとときをお過ごしいただきました。

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