【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年09月10日

【帰着レポート】四国ガストロノミー 松山・高知の旅

2021年8月23日(月)~8月26日(木) 4日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜

<8/23発・添乗員:東京支店 矢澤高宜>

8月下旬、長雨が去った後の四国に行ってきました。題名通り、食に焦点をあてたツアーではありましたが、高知から松山へは一般的な高速道路を使わず、四国山地の山越えをすることで「四国の秘境」梼原(ゆすはら)町や四国カルストも訪れる行程としたのが特徴です。特に梼原町の観光はご好評いただきました。

雲の上のホテルのレストランで昼食

「日本のブータン」、雲の上の町へ。

 四国山地の西端の山中に位置する高知県梼原(ゆすはら)町。山また山に囲まれた高地にあり、道中は相当な山道で否が応にも秘境感ムードが漂います。ここには今をときめく建築家・隈研吾氏の建築作品が多数存在します。氏に「もう一度建築を真剣にやり直そう」と衝撃を与えた県下唯一の木造芝居小屋ゆすはら座に始まり、内外に木を多用した町役場、雲の上の図書館、雲の上のホテルなど氏の足跡を辿る建築巡りで話題を呼んでいます。ガイドさんの説明を聞きながら回ると、何もかもが高速で流れる都会とは明らかに違う山間の小村に氏が「木の無限の可能性」を見出した理由が分かったような気がしました。雲の上のホテルは老朽化のため来月から長期休館となりますが、時間をかけてでも訪れるべき価値のある地です。事実、今回訪問した観光地では断トツの一番人気でした。

大正時代に流行した和洋折衷様式を踏襲したゆすはら座
県下唯一の木造芝居小屋の精巧な造りが間近で見られます
役場の外観 お洒落かつ機能的にできています
木の温もりに溢れる町役場
老朽化のため、来月から長期改装が決まっています

四国の食を2つの名店で楽しむ

 高知市では「座屋(いざりや)」、松山市では「草庵田なか」で四国の食をお楽しみいただく当ツアー。座屋はコロナ禍の中でも多くのお客様で賑わっており、地元民にも愛される居酒屋スタイルの居心地の良い店でした。マドリッドにも出店しており、食材は日本から空輸するという徹底ぶり。そのお膝元で食すため鮮度は言わずもがな抜群で、創作料理で次々と楽しませてくれました(当日の料理の写真を4点ほど載せております)。
 いっぽう草庵田なかはご主人と奥様が二人で切り盛りする、文字通り庵のような隠れ家的お店。お料理は過去のレポートに詳しいので割愛しますが、対照的な2つの名店での食事はツアーを大いに盛り上げてくれました。

県産野菜や漬物をアレンジした田舎寿司でスタート
鰹のたたきはさすがのクオリティ 臭みが全くありません
夏らしくトマトやオクラ、かぼす、茗荷でさっぱりいただくそうめん
メインは県産豚のグリル 粒マスタードがアクセントに
草庵田なか 小ぢんまりとした店構え
一歩中に入るとお香のいい香りに包まれます

禍転じて…松山の豊富な魅力に触れる

 本来は松山城、坂の上の雲ミュージアムをご案内する松山の観光ですが、まん防の影響で双方クローズとなり、急きょご案内したのが城山の麓にある萬翆荘(ばんすいそう)。今から約100年前に建てられた旧松山藩主の久松伯爵の別邸で、純フランス風の外観と和洋折衷の内観は往時の華やかな文化を今に伝えます。近くには「坂の上の雲」の主人公・秋山兄弟の生誕地があり、あわせて訪れました。また市電に乗ってもう一人の主人公・正岡子規が17歳まで暮らした実家を復元した子規堂へ。禍転じて、ではないですが、松山の文化レベルの底の深さに感じ入った一日でした。秋山兄弟生誕地近くのロープウェイ街ではお取り寄せでも大人気で、「幻のスイーツ」と呼ばれる霧の森大福のお店も。オープン直後に通りかかったため、涼を求めて皆様で立ち寄ったのはご愛嬌です。

100年前の華やかな文化を今に伝える偉容
和洋折衷の館内
敷地内には視線を合わせる兄弟の像が向かい合います
子規と師・内藤鳴雪の碑
幻のスイーツ、霧の森大福

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