【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年07月26日

【帰着レポート】道南函館長期滞在の旅

2021年7月4日~7月10日 7日間 添乗員:東京支店 渋江恭子

<7/4発・添乗員:東京支店 渋江恭子>

北海道、道南の函館に6連泊する旅に添乗をしてまいりました。函館を愛するガイドさんとともに2日にかけて街歩きをしたり、ご希望に合わせて、鉄道や専用バスで遠出をしたり。気ままに旅を楽しみながら、その地を深く知ることができる旅でした。

語り部と歩き、秘められた物語を聞きながら楽しむ、函館散策

旅の前半はガイドさんとともに函館駅周辺、教会が立ち並ぶ元町、そして五稜郭を散策しました。ご案内中に何度も「函館には物語がたくさんある」と話され、ただ歩いているだけでは気づくことができない、エピソードをたくさんお話いただきました。函館に何度か来ているお客様でも、「函館の印象が変わった」とおっしゃる方もいらっしゃいました。何より、ガイドさんの函館を愛する気持ちが私たちにも伝わってきて、これからの函館滞在に期待が高まっていきました。

ガイドさんが五稜郭の箱館奉行所(復元)前で、箱館戦争での話、復元にまつわる物語を語ってくれました。
函館の名店の一つ「五島軒」の洋食。箱館戦争で敗れた志士が、町のロシア正教会に匿われている間に洋食を学び、初代料理長となったことも、函館秘話の一つ。

旅の印象がぐっと深まる函館トラベル講座

通常の旅ではない、長期滞在ならではのプログラムとしてトラベル講座を3回、開講しました。テーマは「函館開港と五稜郭」、「道南の縄文文化」、「北前船と松前、江差」。それぞれの講座の後に、皆様で五稜郭を訪ねたり、ご希望のお客様は南茅部地域の縄文文化センターや大船遺跡、松前と江差を訪ねたりしました。講師の説明を事前に聞くことにより、当日のガイドの説明がすっと頭に入ってきました。例えば、北前船によって松前に巨万の富がもたらされたことを講座で事前に聞いてから、復元された松前藩屋敷を訪ねると、多くの人が出入りした往時の松前のにぎわいが想像でき、旅の楽しみが倍増しました。

トラベル講座「北前船と松前、江差」を聴講いただき、北前船が運んだ松前、江差のニシンが大きな冨を築いたことを学びました。
トラベル講座「道南の縄文文化」の一場面。
トラベル講座の翌日には松前の藩屋敷を訪問。北前船により、北の地に京の文化がもたらされたことを実感できました。
北海道唯一の国宝「中空土偶」。詳細なデータを取得するためにCTスキャンにかけた際の秘話も講座で教えていただきました。

ご興味に合わせて選べる観光プラン 

長期滞在ならではのメリットはお客様のご興味、体力に合わせて、観光プランを選べることでしょう。今回は列車を利用してご案内する大沼公園、専用バスを利用して、世界遺産登録間近の大船遺跡と縄文文化交流センター、松前・江差の旅などの観光プランを設定し、お客様にお選びいただきました。ほとんどの観光プランにお申込みされるお客様もいらっしゃれば、函館でのんびりと滞在しながら、ご希望の観光プランにご参加されるお客様もいらっしゃいました。パッケージツアーでありながら、思い思いの旅をお楽しみいただくことができたので、お客様の満足度も高かったように感じました。

JR函館本線を利用して、大沼公園に向けて出発!

函館からローカル鉄道に揺られること、50分弱。駒ヶ岳を望む大沼公園に到着。遊覧船からもその景勝美をお楽しみいただきました。
一番人気だったのが専用バスを利用しての松前・江差の旅。写真は江差沖で沈没した江戸幕府の軍艦・開陽丸。箱館戦争の際、頼みの綱だった開陽丸の沈没を知り、土方歳三も愕然としたそうです。

松前から江差に向けて移動している専用バスから望む日本海。

海鮮、洋食、塩ラーメン。食事の選択肢が多彩な函館。

今回の旅では1日目と6日目の夕食、2日目の昼食以外は自由食で、ご希望のお客様は添乗員がご案内しました。函館には海鮮を中心とした和食、イタリアンやフレンチなどの洋食、そして宿泊ホテルの函館国際ホテルには中華のレストランがあり、7日間の滞在でもお食事に困ることはありませんでした。函館といえば塩ラーメンが有名で、評判のお店も多数ありますが、いくつかのお店を選び、食べ比べをするお客様もいらっしゃいました。じっくりと滞在するからこそ、ご自身の「お気に入り」を見つけることができる。まさに長期滞在の旅ならではの楽しみといえるでしょう。

海に囲まれた函館には朝市もあり、新鮮な魚介が気軽にお楽しみいただけます。
江戸時代末期に開港し、外国との玄関口になった函館。洋食文化も、もたらされました。
地元のガイドさんにお薦めいただいた「函館麵屋四代目」の炙り塩ラーメン。ほどよい味付けのスープが評判でした。
旅の最後の夕食は「うにむらかみ」にて「うに尽くしメニュー」をお召し上がりいただきました。写真は締め料理のうに茶漬けです。

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