【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2026年06月05日

【帰国レポート】南ボヘミア珠玉の街と美都プラハの旅

<2026年5月7日(木)~5月16日(土)10日間 添乗員:九州支店 熊谷里佳子>

今回は、チェコの南ボヘミア地方の街々、そしてプラハでの滞在を楽しむ10日間の旅へ行ってまいりました。チェコが世界に誇る芸術と音楽。本場で過ごしたひとときを、現地の様子とともにレポートします。

アルフォンス・ムハ(ミュシャ)を訪ねて ―ひとりの画家の二つの顔―

この旅を語るうえで欠かせないのが、チェコが世界に誇る画家「アルフォンス・ムハ(ミュシャ)」の足跡です。一人の芸術家のまったく異なる二つの顔に出会えたのも、この旅の大きな魅力でした。

まずモラフスキー・クルムロフ城では、ムハが約18年の歳月をかけて完成させた大作『スラヴ叙事詩』全20点を堪能しました。最大で縦6メートル×横8メートルという圧倒的な大きさ。一枚一枚の前に立つと、その迫力と細部の繊細さに思わず言葉を失います。ムハの出身地に近いこの場所で、静かにゆっくりと向き合えるのは、何ものにも代えがたい貴重な体験です。

右に見えるドアと大きさを比べると、どれだけ大作かおわかりいただけると思います
実際にミュシャが作品を描いた際に使ったはしご

旅の後半、プラハ城の聖ヴィート大聖堂では、ムハが手がけたステンドグラスに出会いました。堂内に浮かび上がる繊細な色彩は、壮大な『スラヴ叙事詩』と同じ画家の作品とは思えないほど。改めてムハの魅力を再発見しました。

ムハが自分の祖国チェコのルーツを描いている作品です

ドヴォルザークの第二のふるさと、ヴィソカ村でのプライベートコンサート

チェコを代表する作曲家ドヴォルザークが、晩年の20年を過ごしたヴィソカ村。プラハから南西へ約80キロ、ボヘミアののどかな田園風景が広がる小さな村です。記念館では彼が実際に使ったピアノや楽譜、愛用の品々が展示されていました。そして今回の特別プログラムが、記念館内でのプライベートコンサート。弦楽四重奏で奏でられる『アメリカ』や『ユーモレスク』といった、誰もが一度は耳にした名曲の数々。窓の外には緑豊かな田園が広がり、音楽と自然がひとつに溶け合う至福のひとときでした。さらにサプライズで日本の『さくら』も演奏してくださり、客席からは感嘆の声が漏れました。

実際にドヴォルザークが使っていたというピアノ
演奏は「クラサ・カルテット」の皆さん

旅のフィナーレにふさわしい「プラハの春音楽祭」オープニングコンサート

市民会館スメタナホールにて、プラハ放送交響楽団によるスメタナ『わが祖国』を楽しみました。指揮はウィーン交響楽団の首席指揮者でもある俊英ペトル・ポペルカ。チェコ国民が誇りとする『わが祖国』、なかでも広く愛される第2曲『モルダウ』は、プラハ滞在中に眺めたモルダウ河の景色が自然と思い浮かびました。音楽を愛するチェコの国民的行事に立ち会えたのは、この旅ならではの貴重な体験でした。

アールヌーヴォー様式の市民会館
スメタナホール内の様子

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