【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年03月29日

【帰着レポート】謎の与那国島 神秘の旅

2021年3月9日~3月13日 5日間 添乗員:東京支店 原 悠希

<3/9発 添乗員:東京支店 原悠希>

 日本の最西端の与那国島に行ってきました。羽田を発ってから与那国に足を着けるまでに那覇での一泊を挟んで合計20時間ほどかかり、まさに最西端と呼ぶのに相応しい辺境の島でした。与那国での滞在はわずか2日半ではありましたが、天候にも恵まれ、ゆっくり流れる時間の中でとても穏やかで時に刺激的な時間を過ごすことができました。これまで海外を含め多く訪れた島の中で、今回の与那国島は私の中でベスト5に入れたいほど、とても素敵な島でした。

大興奮の海底遺跡

 ツアーのハイライトである海底遺跡には一同大興奮でした。港から半潜水艦にて20分ほど移動しポイントに着くと、船長さんからの号令で船底部分に設けられた半地下へ。ガラスを覗き込むと、本当に人間の手によって創られた、と思わざるを得ない人工的な断面の地形がしっかりと確認できました。自然にできた地形なのかはたまた人間の手によるものなのか、その謎は未だ解明されておりませんが、それがまたそれぞれの見解に委ねられているようで、私個人的には謎は謎のままでいて欲しいと感じました。いずれにしても、それは世界広しと言え、他では見ることができないロマン溢れる、とても興奮を覚える体験でした。

船底の側面がガラスになっている半潜水艦
ガラスをのぞき込むと、思った以上にしっかりと見ることができました。
海底遺跡の全体図

草原の島

 そして、何よりも印象に残ったのが、島の景観です。私の中で与那国島の別名を「緑の島」と名付けたいくらい、とても緑豊かな島でした。「緑」と言っても様々ありますが、マングローブや、山のそれではなく、こうした島嶼では珍しい草原の「緑」です。年間を通じて雨量が多いため、島の至る所に草が生えており、野生の馬が草を食んでいる様子が見られましたが、それが、空と海の青、そして大地との見事なグラデーションを形成し、そこに大人しい野生の馬が加わり、とても牧歌的で皆でのんびりと過ごしたひと時でした。

ドライブ中の車窓の景色
野生の馬が至るところで見られました。こちらは与那国馬ではりません。
高台からの展望。緑が多い与那国島。
草原と与那国馬と海と空が見事に調和した与那国を代表する景色

とても大人しい与那国馬とののんびりした時間を過ごしました。

日本一遅い夕日

写真提供:小西 麻弥様

また、日本で一番遅い夕日が見られるのも最西端の地ならでは。今回は2日ともご希望の方と夕日鑑賞に行きました。1日目は厚い雲に覆われてしまい太陽の影すらも見られず。しかし2日目は、水平線に落ちてゆくその様こそ見ることは叶いませんでしたが、それでも空を茜色に染め上げる美しいシーンに出会うことできました。時刻は18:55。夏至には19:40頃になり、東京と比べて1時間ほど遅いまさに「日本で一番遅い夕日」です。そして、この日は3月11日。東日本大震災から10年。犠牲になられた方、またその関係者を偲んで、穏やかな海に向かって黙祷を捧げました。

新型コロナウイルスが一日も早く収束しますように…。

 

 

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