【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2023年06月05日

【帰着レポート】永平寺柏樹關と越前の古き町々

〈2023年5月23日(火)~5月27日(土)添乗員:東京本社営業部 萩原洋子〉

〈5月23日発 添乗員:東京本社営業部 萩原洋子〉

2024年に北陸新幹線延伸が予定されている福井県をめぐる旅より戻ってきました。曹洞宗大本山永平寺にて禅の世界を体験し、越前国の時代に栄えた古き町々を巡る旅。福井県の知られざる魅力を実感できる5日間でした。

過去同ツアーのレポートもございますが、今回は永平寺での僧侶の方々と作り上げた特別体験についてご紹介します。

高級宿坊「柏樹關」での滞在

永平寺での滞在は、「親禅の宿 柏樹關」にて。もともと僧坊が永平寺を訪れる際に利用する宿坊だった「柏樹庵」を、客人をもてなす施設にしようとリニューアルオープンしたのが、この宿泊施設です。ワールド航空では、柏樹關の禅コンシェルジュと永平寺の高僧といっしょに永平寺特別プログラムをご案内しています。柏樹關での滞在中、お客様から評価が多かったのは、なんといってもお食事でした。永平寺の典座老師に師事した料理長が丹精込めて作った、肉や魚を一切使用しない精進料理。野菜をこんなふうに食べたことはないね、とのお声で、素材は素朴ながら、目で見て楽しめるたいへん美しい料理でした。

この柏樹關でしかできない体験です。施設内の様子とともに、料理のご紹介をしていますのでご覧ください。

客室 和洋室 ここにも禅の心が感じられます。
フロント 左にあるのは永平寺で実際に使用されていた魚鼓です。(食事の際の合図に使用されていたもの)
前菜 永平寺名物のごま団子ははくじゅかんの手作りです
なんとも見た目が可愛らしい野菜の手毬寿司 
具の予想が尽きませんでした。
米茄子をくりぬいた一品
朝のお勤め後の朝食はおかゆでした。

禅の世界を体験

そして、今回のツアーのメインとなる永平寺での特別体験は、朝のお勤めからはじまります。明け方、まだ暗がりをまとう時間帯にホテルを出発し、永平寺へ向かいます。永平寺の最奥部、法堂(はっとう)にて、僧坊たちがお経を唱え、お焼香をあげる朝のお勤めに参加しました。広大な法堂に僧坊たちが唱えるお経が響き渡り、その迫力たるや、言葉に表せません。朝のお勤め後は、雲水(修行僧)に永平寺境内の諸堂を特別案内してもらい、僧坊の食事を用意している大庫院や、道元禅師様が祀られている仏殿、永平寺に入門の際に必ず通る山門などをご覧いただきました。

その後、20分程度の座禅や、僧侶の方による講話などもお聞きいただき、永平寺の一日を実感しました。最後に、実際に雲水たちが食べている精進料理をいただくのですが、食事をするにも様々な作法がございます。食事前に僧侶が唱える御文を皆で唱え、食事中も食べるスピードをグループでそろえるようになどの指示がありました。お客様からは、雲水の修行生活を一部覗くことができ、忘れられない経験になったとのお声も。柏樹關に宿泊し、永平寺の生活を実体験する。まさに禅の世界を体感する一日となりました。

山門 永平寺最古の建造物です。
雲水は上山・下山の2回のみ、この門を通ります。
永平寺の最奥部 法堂に向かう階段 毎日雲水が磨き上げているので塵一つありませんでした。
傘松閣 絵天井
食作法にのっとり、精進料理をいただきます。

「禅のこころ」を体感していただくという旅でした。本ツアーは6月、8月とご案内しています。ここではお伝えしていない福井県の魅力もたくさん見つかる旅ですので、ぜひ、ご検討いただければと思います。

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