【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2023年06月03日

【帰着レポート】佐渡じっくり周遊の旅 4日間

<2023年5月31発~6月3日発 添乗員:大阪支店 八百屋健太>

「カンゾウの花」満開!佐渡の自然に溶け込みました

 5月下旬から6月にかけて佐渡島は「カンゾウ」の黄色い花に包まれます。この花は山形県の飛島と、ここ新潟県の佐渡島だけに分布する多年草なんです。トビシマカンゾウという名前が付けられていますが、地元の人に言わせると佐渡が本家で、飛島には佐渡から渡ったとのこと。 ”海の近くの断崖”という過酷な場所を選んで咲く花です。私たちが訪れた時はまさに最盛期でした。

大野亀を取り囲むように群生する「トビシマカンゾウ」が
まさに見頃を迎えていました。

天然杉の森をこよなく愛するガイドさんと一緒に散策

 今年は特に積雪が多かったため、5月24日にようやくオープンした「大佐渡石名天然杉の遊歩道」を地元のガイドさんと一緒に歩きました。晴天の日が少なく、雪も多い標高900mの場所に育つ天然杉、過酷な条件だけに子孫を残そうと地面に枝を降ろし、そこから根を張り次の世代に生命を繋いでゆきます。数百年にわたりゆっくりゆっくり成長する森の力強さをひしひしと感じました。

森を愛するガイドの本間さんは、あらゆる木に名前を付けて
密かに話しかけているとか。

地元の人々のたゆまぬ努力が実り、トキの個体数は増えてきています

 学名「ニッポニア ニッポン」。この美しい鳥を守るため、佐渡の人たちはたゆまぬ努力を続けています。私たちが佐渡を訪れる前の日に佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションで、28回目となるトキの放鳥が行われ3羽の雄と、2羽の雌が訓練用ケージから飛び立ちました。2008年9月の最初の放鳥からこれで467羽のトキが佐渡の空に旅立ちました。今回は運よく自然のトキを見ることができました。

木の枝に止まっているのが、放鳥されたトキ
田んぼには農薬を入れずトキの暮らせる環境を守っています。

幕府の直轄地「佐渡金山」と佐渡を豊かにした「北前船」

 佐渡と聞いて思いつくのはやはり「佐渡金山」でしょう。佐渡の金山は1601年に山師3人により開山されたと伝えられています。 1603年には徳川幕府直轄の天領として佐渡奉行所が置かれ、小判の製造も行われ江戸幕府の財政を支えました。そしてもうひとつ佐渡を豊かにしたのが「北前船」です。佐渡の南端に位置する宿根木(しゅくねぎ)は、北前船の交易で栄えた集落で、わずか1haほどの小さな土地に路地が迷路のように巡り、船大工の技が活かされた民家が密集しています。新潟県唯一の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています

佐渡金山の宗太夫坑
勝場(せりば)ではガイドさんが金の取り方を実演
金山で賑わった街並みを散策
近代遺産の象徴「東洋一の浮遊選鉱場」も見学
近代遺産の象徴「東洋一の浮遊選鉱場」も見学
宿根木の街並み

地元の人々との交流も旅の楽しみのひとつです

 今回は佐渡に3泊しましたが、各地でたくさんの人たちとお会いして佐渡の文化や風習を教えてもらいました。遠方からの来客を温かく迎えるのが佐渡の人々の特徴だそうで、私たちもとても気持ちよく迎えていただき楽しい旅となりました。地元の皆さんありがとうございます。

ホテルでは地元の七浦民謡研究会の方々が“佐渡おけさ”を披露してくれました
佐渡の五大酒蔵のひとつ「北雪酒造」さんで見学と試飲
今回、佐渡を案内してくれたドライバーの近松さんとガイドの前田さん

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