【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2023年05月08日

【帰着レポート】伊那谷の春景色2つの桃源郷と柿其・阿寺渓谷の旅

〈4月20日発 添乗員:本社営業部 萩原洋子〉

〈4月20日(木)~4月22日(土)3日間 添乗員:本社営業部 萩原洋子〉

南信地域の中心地、飯田を起点に伊那谷をめぐる旅より戻ってまいりました。

木曽山脈と赤石山脈の2つの山脈の間にある、伊那谷。この地方は非常に山深いため、東京や関西からのアクセスも悪く、訪れる人も少ない地域です。同じ長野県でも、北信の長野市から飯田までは、車で2時間以上かかるため、長野県民にもなじみが薄い場所となります。今回は、あまり知られていない南信地域の魅力をお伝えします。

まるで別世界!花桃の里

花桃が咲き乱れる光景は「星が見える村」として知られる阿智村のもう一つの姿です。ドイツのミュンヘンにルーツをもち、1万円札の福沢諭吉の娘婿(福沢桃介)が日本に持ち込み、その後嫁入り道具として植樹されていった花桃。その数は阿智村全体で1万本ともいわれます。ご案内した月川温泉では、5000本の花桃が迎えてくれました。また、阿智村は赤、白、ピンクに咲き分ける「三色花桃」を多く植栽しておりますので、よりバラエティに富んだ景色を楽しめます。

今年は桜の開花が早く、花桃もどうなることかと案じておりましたが、訪問した21日はまさに見頃の真っ只中。視界をうめつくすほどのピンクの花々は、まさに、文字通りの桃源郷。ご参加いただいた方からは、花桃を目的に参加されてる方も多く、この世の桃源郷とはこれを指すのね、とのお声もありました。木谷川沿いの道をゆっくり散策し、思い思いに花桃をお楽しみいただきました。

木谷川と花桃、そして鯉のぼり
紅白ピンクの三色花桃
ゆっくりと散策できます
菜の花と花桃と山の緑 弊社カメラマン上釜社員のアドバイスを参考に、コントラストを意識して写真を撮ってみました。

木曽川に流れる2つの渓谷、阿寺ブルー、柿其ブルー

長野県南西部を流れる木曽川。岐阜県との県境でもあるこの地域に、次なる仁淀との評判もある、2つの清流がございます。これらの阿寺渓谷と柿其渓谷は、濃流飛紋石という、密度が高い石で形成されているため、石の成分が水に溶けだすことがなく、澄んだ流れとなります。今回は2つの渓谷をゆったりと散策し、清流を感じていただきました。サファイアブルーに光輝く渓谷の散策は、足元に気を配りながらの散策でしたが、大変気持ちよく、日常を忘れるひと時となりました。

阿寺渓谷 狸が淵
柿其渓谷 少々スリリングなつり橋を渡って散策スタートです。
柿其渓谷 涼しい雰囲気です
柿其渓谷 手すりのある階段を登って渓谷の奥に進みます
柿其渓谷 牛が滝周辺

人形浄瑠璃の文化を探して

南信地域の中心地、飯田には、江戸時代中馬街道を渡って人形浄瑠璃が伝わりました。浄瑠璃の本場である淡路や大阪から渡ってきた人形遣いが飯田に住みつき、現在でも4座が活動しています。今回はその中の一つ、黒田人形浄瑠璃伝承館を尋ね、一つの人形を3人で動かす「三人遣い」や、人形の頭や衣装をご覧いただきました。

清水座長よりお話
人形の頭や衣装

お客様からは、淡路の人形浄瑠璃と似ている点もあるね、とのお声もありました。それもそのはず、年に一度の奉納舞台が行われる、国重要有形民俗文化財の下黒田の専用舞台は、淡路の職人が建築に携わっていたそうです。松本や長野とは遠くかけ離れた南信地域だからこそ、残った伝統芸能。地方に脈々と受け継がれる伝統文化の力を感じるひとときでした。あまり観光としては一般的ではない地域だからこそ見つけることができた発見です。

人形専用舞台の二階 楽屋として 使用されています

紙吹雪用の隙間穴

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