【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年09月29日

【帰着レポート】「秋の里山の夕べ」特別コンサートと里山十帖・別邸仙寿庵を楽しむ旅

2022年9月27日~9月29日 3日間 添乗員:東京支店 矢澤高宜

一足早い秋の訪れを迎えた群馬/新潟県境界隈。「国境の長いトンネルを抜けると―」のエリアですが、今回は両県で名を馳せる2つの宿の滞在をメインとした旅。群馬は谷川温泉の別邸仙寿庵、そして新潟は南魚沼の里山十帖に行ってきました。スキーや登山ではなく、宿で過ごす時間を通して地域を知ることができた旅となりました。

日本にわずか20! ルレ・エ・シャトー加盟の宿で寛ぐ

初日は水上駅の奥にある谷川温泉へ。かつて太宰が治療で逗留した地ですが、ここには日本に20しかないルレ・エ・シャトー加盟の施設のうちの一つがあります。別邸仙寿庵です。建築家の羽深氏が設計、1997年に完成した宿で、敷地三万坪、建坪千坪の中に客室が18室のみ。スタッフによる館内ツアーも好評で、建物のこだわりがよくわかりました。谷川岳を見上げる敷地内の自然の散策も都会にはない贅沢で、源泉かけ流しの露天付きの客室と共に、「この宿で過ごす時間が好き」というリピーターが多いのも頷けます。旅では13時半にチェックインし、翌朝10時チェックアウトとたっぷり時間を取っていますので、皆様存分に滞在を満喫していただきました。

正面入口。ルレエシャトーのプレートに期待も高まります
ウェルカムドリンクとデザート どちらも自家製の梅味でした
客室一例 大きな窓からは庭の緑が楽しめます
全室かけ流し露天風呂付きです
思い切り森林浴するもよし
谷川の清流も間近です

里山十帖の魅力① 建物の持つ「力」

当レポートで何度か登場している里山十帖。南魚沼の山間に佇むこの宿の魅力は幾つもありますが、建物に注目しても多くを語ってくれます。開業の際取り壊すことなく徹底的な断熱を施して残した築150年の古民家は総欅づくり。その威容は外からも伺い知れますが、内部の梁や柱が語る歴史はやはり力強い。古民家でも、現代のニーズにあわせ快適に再生できることを見事に実証してみせた傑作だと思います。

築150年の古民家を改装した里山十帖メイン棟 堂々たる建築です
古民家の柱や梁にはアートと北欧家具が驚くほどマッチします
客室一例 一つ一つ異なる趣の部屋が13室あります
お洒落な館内ショップはこだわりの品揃えが自慢です
百名山の巻機山と朝日を望む絶景露天風呂

里山十帖の魅力② やはり食抜きには語れない

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)。使われる食材のみが書かれたメニュー表はこんな4文字から始まっていました(二十四節季を更に細分化した七十二候の一で、夏の入道雲や雷、夕立ちが収まった立秋の初めを表す語)。食事前に特別にキッチンに入れてもらい、調理される様を間近で見ることができました。また様々な食材を貯蔵・発酵させる蔵も見学。里山十帖の食を深く知ることのできる、貸し切りならではのプログラムでした。

予定にはなかったキッチンも特別に見せていただきました
様々な食材を貯蔵、発酵させる蔵も見せていただきました
メインダイニング早苗饗(さなぶり) 温かみのある空間です
決して豪華ではないですが、一品一品素材と真摯に向き合った料理ということが伝わります
朝、見晴らし台に宿の方がコーヒータイムをセッティングしてくれました

アートと見事に融合した自然美・清津峡

日本屈指の柱状節理(アイルランドのジャイアンツ・コーズウェイが有名です)とエメラルドブルーの清流・清津川が作り上げた清津峡は、数年前まで観光客が減少の一途を辿っていたそうです。それが4年前、アートと融合することによって見事V字回復を見せました。展望台へ続くトンネル内には様々な仕掛けが施され、飽きさせません。SNS全盛の時代だからかも知れませんが、地域活性とアートが見事に結実した好例は一見の価値ありです。

トンネル先端の水鏡 思わずいつか訪れたウユニ塩湖を思い出しました
道中もアートが楽しませてくれます
国内屈指の清流と柱状節理の眺め!日本三大峡谷の名は伊達ではありません

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