縄文の繁栄を「三内丸山」にみる

縄文を旅する 青森・秋田の旅【3日間】

  • 集合場所:東京駅、名古屋駅※二戸駅合流/盛岡駅離団可能
  • 出発日: 6月3日(火) 、 7月8日(火)
  • 旅行代金:¥198,000~¥218,000

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
日本最大級の縄文集落跡「三内丸山遺跡」を訪れます
Point 2
八戸郊外の是川では、国宝「合掌土偶」を観賞します
Point 3
秋田のストーンサークル「大湯環状列石」も訪れます

ツアープランナーより

青森・秋田の縄文遺跡は、縄文人の高度な文化と自然との共生を物語る貴重な遺産です。青森では、三内丸山遺跡をはじめとする大規模集落跡や、是川遺跡から出土した国宝「合掌土偶」など、縄文人の精神文化や生活の豊かさを示す遺物が数多く発見されています。秋田では、大湯環状列石に代表されるような祭祀に関連する遺跡が多く、縄文人の自然崇拝や共同体の営みがうかがえます。これらの遺跡群は、2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産に登録され、縄文時代の文化的価値が国際的にも認められました。この「青森・秋田の旅」では、縄文時代の自然と調和した暮らしや営みを巡ります。

見どころのご紹介

日本全国 縄文百花繚乱  縄文ツーリズムにでかけよう

縄文時代とはおおよそ1万5000年前から2300年前(紀元前1万3000年~紀元前300年)の1万年以上にわたる期間です。特徴的な縄目模様の土器などで知られます。この時代の人々は、自然と調和した持続可能な生活を営み、狩猟採集や漁労を中心に、植物の栽培や動物の飼育も行われ、定住生活が発展しました。集落には住居や墓、祭祀の場があり、平和的で協調的な社会が築かれていたと考えられます。また、土偶や装飾品などからは、豊かな精神文化や美意識が窺えます。近年、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録され、縄文文化の価値が再評価されています。
そして、現代が少なからず閉塞感を抱え、本当の豊かさが見直されている今、現代の環境問題や多様性の尊重に通じるヒントが、縄文文化の中に隠れているのかもしれません。

縄文人像を覆した日本最大級の縄文遺跡「三内丸山遺跡」

三内丸山遺跡は日本最大級の縄文集落跡です。今から約5900年前から4200年前の集落の跡で、その面積はなんと東京ドーム9個分という広さです。1992年からの発掘調査によって、ここから竪穴式の住居、大型掘立柱建造物の跡、墳墓、貯蔵穴、ゴミ捨て場の跡などが見つかり、当時の人々の生活がよくわかってきました。
また、膨大な量の縄文土器、石器、土偶、装身具などをはじめ、この地域では取れないヒスイや黒曜石なども出土したことから、当時の人々がかなり広範囲で交易を行なっていたことがわかります。

日本最大規模の縄文遺跡、三内丸山遺跡。大型掘立柱建物(14.7メートル)や茅葺きの大型竪穴建物を再現
巨大建造物の基礎跡
復元された大型竪穴建物の内部。集会場や共同作業場として使われていたと考えられています
青森-三内丸山遺跡-縄文ポシェット(添乗員撮影)

大湯環状列石 「ストーンヘンジ」に似た「ストーンサークル」が秋田に!

日本で最も多くのストーンサークルが見つかっているのが秋田県です。なかでも代表的なものが「大湯環状列石」です。縄文時代後期(紀元前2000年~紀元前1500年)の2つの環状列石(野中堂環状列石と万座環状列石)を主体とする大規模な遺跡です。
イギリスのストーンヘンジが紀元前2500年から紀元前2000年に作られたものといわれていますので、ほぼ同時期に日本とイギリスという遠く離れた2つの場所で似たようなものが造られたことになります。これらのストーンサークルが何のために使われたかはわかっていませんが、組石の下から死者の遺体が発見されたこともあるため、死者を祀った場所、あるいは死者の再生を願った場所、もしくは縄文人たちが特別な儀式を行なった「聖地」とも言われています。しかし、いまだそれを証拠づけるものは見つかっていません。

秋田-大湯環状列石-野中堂 日時計 ©鹿角市教育委員会
秋田-大湯環状列石 ©鹿角市教育委員会

世界に類を見ない未知との遭遇 宇宙人を彷彿とさせる「遮光器土偶」

一時、宇宙人、あるいは宇宙飛行士の姿ではないかと言われ注目を集めた「遮光器土偶」。これを多く収めた博物館が「岩手県立博物館」です。「遮光器土偶」は今から3000年ほど前、縄文時代晩期から作りはじめられました。その特徴は目が大きく、エスキモーが雪の光の反射を防ぐために使う「遮光器」を付けているように見えることからこの名前があります。また、この日本で最も有名な縄文土偶が発掘された世界遺産の亀ヶ岡石器時代遺跡も訪ねます。

盛岡・岩手県立博物館の「遮光器土偶」
遮光器土偶が発掘された亀ヶ岡石器時代遺跡
つがる市縄文住居展示資料館(カルコ)にある遮光器土偶のレプリカ

「合掌土偶」や「考える人土偶」などユニークな土偶を収蔵する是川縄文館

1920年(大正9年)に発見された是川遺跡からは、多くの縄文時代の出土品が確認され、330点が国の重要文化財に指定されています。遺跡から出土した文物を展示する是川縄文館は2006年にオープン。国宝「合掌土偶」をはじめとするユニークな土偶が人気です。

是川縄文館に展示される国宝「合掌土偶」

世界遺産・御所野遺跡で縄文社会の原風景に触れます

御所野遺跡は、世界遺産に登録された縄文遺跡群の中で唯一の岩手県の遺跡です。土屋根の竪穴住居群が特徴の遺跡ですが、発掘調査によって、屋根が茅葺ではなく、土屋根だったことが証明された全国初の遺跡です。遺跡内には配石遺構や掘立柱建物などが復元され、周囲には栗やドングリなどの落葉広葉樹の森が広がります。自然と共存して暮らしていた縄文社会を解き明かす重要な遺跡です。

御所野遺跡・土屋根住居 写真提供:一戸町教育委員会
御所野遺跡・配石遺構 写真提供:一戸町教育委員会

ツアー日程

3日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
東京駅09:08発 二戸駅11:50着 御所野遺跡 是川縄文館 八戸17:00着

■午前、東京駅より新幹線にて二戸駅へ。

■着後、世界遺産・●御所野遺跡を見学。遺跡の他、●御所野縄文博物館を見学します。

■その後、「合掌土偶」で有名な●是川縄文館を訪問します。

■夕刻、八戸市内のホテルへ。

                    (八戸泊)

2日目
八戸08:00発 三内丸山遺跡 亀ヶ岡石器時代遺跡 湯瀬温泉18:00着

■午前、青森へ。青森市郊外にある世界遺産・●三内丸山遺跡を見学。遺跡の他、「縄文ポシェット」などを所蔵する●さんまるミュージアムを見学します。

■午後、亀ヶ岡石器時代遺跡を見学します。遮光器土偶の名称の興りとなった貴重な遺跡です。あわせて●縄文住居展示資料館カルコも訪ねます。

■宿泊は、秋田県に入り、湯瀬温泉にて。

                    (湯瀬温泉泊)

3日目
湯瀬温泉08:30発 大湯環状列石遺跡 岩手県立博物館 盛岡駅15:50発 東京駅18:04着

■午前、世界遺産・●大湯環状列石遺跡を訪れます。縄文のストーンヘンジと呼ばれる、不思議な環状列石遺跡を見学します。

■見学後、盛岡へ。名物のわんこそばをお楽しみください。

■午後、「遮光器土偶」のコレクションで知られる●岩手県立博物館を見学。

■見学後、盛岡駅より新幹線にて東京駅へ。

■着後、解散。

 

 

※上記日程は東京駅発着の日程です。

【名古屋駅 6/3発】
往路:名古屋駅07:03発 (新幹線) 東京駅08:39着
復路:東京駅18:30発 (新幹線) 名古屋駅20:09着

※東京駅から先は7/8発と同じ日程です。

 

 

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは3日間のコースです。

出発日 旅行代金
6月3日(火)発

旅行代金:¥218,000

※名古屋駅発着

7月8日(火)発

旅行代金:¥198,000

※東京駅発着

■1名室利用追加代金:¥12,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。お1人部屋利用の場合は洋室シングルルームとなります。

■現地合流解散:二戸駅合流(出発)/盛岡駅解散(帰着) 旅行代金から6/3名古屋発は¥50,000引き、7/8発東京発は¥30,000引きとなります。

 

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