【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年05月09日

【帰着レポート】御輿来(おこしき)海岸の夕景と不知火海のうたせ船の旅

2022年4月20日~4月22日 3日間 添乗員:九州支店 柴尾 祐樹

<4/20発 添乗員:九州支店 柴尾祐樹>

有明海沿岸、熊本県の御輿来(おこしき)海岸は、潮が引くと風と波によって描かれた曲線模様が砂地に現れることで知られる絶景スポットです。干満の差が激しいことで有名な有明海においても、このような景色をみることができるのはこの御輿来海岸だけ。特に干潮と夕日のタイミングが重なる日は“絶景日”と呼ばれ、多くのカメラマンが集まる知る人ぞ知る絶景スポットです。今回は年に数回しかないその“絶景日”に合わせて現地を訪問しました。

九州在住のお客様でもなかなか足を運ぶ機会のない“絶景スポット”の様子をご紹介いたします。

絶景の御輿来海岸 曇天ながら神秘的な景色に感動!

出発前から何度も確認した天気予報は残念ながら雨。その予報通り、御輿来海岸訪問の日は朝からのあいにくの雨となり、天気の回復を願いながらの出発となりました。それでも、昼過ぎには雨が止み雲の隙間から青空が!期待が膨らみます。

午後、天草のドライブを終え、いよいよ旅のハイライト御輿来海岸へ。干潟を一望する丘の上の展望台へは大型バスは進入できないので、タクシーに分乗して出かけました。展望台に到着し、眼下を見下ろしてみると…まるで魚の鱗のような砂紋に光が当たり、何とも幻想的な景色が広がっていました! これには私も参加の皆様と一緒になって大興奮。ついつい何枚も写真を撮影してしまいました。

絶景日には多くのカメラマンが訪れますが、この日は天気予報も雨でしたので、展望台には僅かな人しかおらず、ゆったりと絶景を鑑賞することができました。

波と風によって描かれた模様はまるで芸術作品のような美しさです。

夕日の時間になると残念ながら再び厚い雲がかかり、砂地がオレンジ色に染まる景色は見ることができませんでした。しかしながら、目にした絶景には感激。ぜひまたチャレンジしたいと思います。

いつか夕焼け色にそまる風景も見てみたいです。

「白いドレスをまとった海の貴婦人」うたせ船に乗船

翌日は八代からバスで約1時間、芦北の不知火(しらぬい)海へと向かいました。前日までの雨模様から一転、この日は快晴!港に停泊する2艘の帆船が私たち乗客を迎えてくれました。晴天の元、2艘に分かれて不知火海のクルージングへ出港です。

うたせ船に乗船。港では帆を閉じています。

このうたせ船は、幕末の頃から芦北地方に伝わる伝統漁法「うたせ船網漁」に使われてきました。海底に降ろした底引き網を海風を頼りに帆船で引いて魚を捕るという漁法です。風が強すぎても、弱すぎても帆を張ることが難しい中、今回は運良く帆を張ってうたせ船網漁の実演を見ることができました。

海上ではうたせ船網漁を体験。
海上では白い帆を開きます。

また、帆を張った船の姿は何とも優美で「白いドレスをまとった海の貴婦人」と称されることにも納得。2艘の船を利用したので、自分が乗っている船だけでなく、海上を航行するもう一艘の帆船を見ることができた点も好評でした。心地よい風を感じながら約90分のクルージングを満喫しました。

帆を張った姿が美しいうたせ船
こんな構図でもう一艘のうたせ船の写真撮影もできました。

熊本からバス、船、鉄道を利用して島原へ

島原は私自身度々訪れておりますが、今回は熊本から公共機関を利用してアクセスすることにより、新鮮な目線で楽しむことができました。熊本駅から路線バスに乗車し、熊本港へ。港からは熊本と島原を約30分で結ぶオーシャンアロー号に乗船し島原へ渡ります。船上からは普賢岳(ふげんだけ 1,483m)や天草の島々を見ることができました。島原港から、黄色の車体の島原鉄道に乗車し、島原駅へ。島原では、武家屋敷通りや島原城を観光。安土桃山様式の壮麗な城は、天守閣を中心に大小50の櫓を要所に配置し、明治時代まで約250年間4氏9代の居城として歴史を生んできました。

船上から見た普賢岳のシルエット
黄色い車体がシンボルの島原鉄道

2泊3日と短い日程ながら、九州にいてもなかなか訪れない場所を訪問し、九州の奥深き魅力を再認識することができました。地元、九州にはまだまだ知られざる場所がたくさんあるので、これからも皆様にご紹介していきたいと思います。

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