【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年09月18日

日光金谷ホテル クラシックホテルを楽しむ旅 

2020年9月16日~9月17日 2日間 添乗員:東京支店 植松祐太

日本が誇るクラシックホテルのなかから、歴史と伝統溢れる
日光金谷ホテルに宿泊してきました。

現存する日本最古のリゾートホテル

本館横の別館は富士屋ホテルにそっくり

日光金谷ホテルを開業したのは、日光東照宮の雅楽氏師だった金谷善一郎でした。ローマ字綴りを考案したヘボン博士を自宅でもてなした経験から、1873(明治6)年に外国人客を主とした宿「金谷カテッジイン」を設立します。当時「バケーション」や「リゾート」といった概念はまだなく、洋食すら非常に珍しい時代の船出は周囲から奇異な目で見られました。

しかし日光は避暑地として人気になり、まさに先見の明でした。20年後の1893(明治26)年に現在の場所で「金谷ホテル」をオープンし、長男の眞一が新しいモノを続々と取り入れ進化させていきます。次男の正造は箱根の富士屋ホテルへ婿入りし、金谷家の哲学を継承しつつ日本のクラシックホテル業界に大きく貢献していきます。

変わらぬ居心地の良さ

147年もの長く深い歴史を誇ることから、敷居が高いと思われがちな金谷ホテル。これまでは外国人や個人客が多く、日本人のグループは基本的に予約を受けることはありませんでした。 しかしコロナ禍で、海外からの外国人観光客が途絶えてしまうなか、弊社グループの宿泊が可能となったのです。ソーシャルディスタンスのため対応がドライになっているかもという心配は、杞憂に終わりました。

何度も増築され複雑な構造をしたホテルなので、日本では珍しいポーターサービスだけでも本当にありがたかったです。

醤油・バター・日本酒の味付けで好評な味だったニジマス金谷風

時間旅行を満喫しました

白く輝く純和風な外観から内部へ入ると、大谷(おおや)石の重厚なロビーが迎えてくれます。地下だった部分を掘って造られた空間なので、今の2階がかつての1階エントランスだったのです。柱を配さず広々したバンケットルームなど、現代でも難しい建築的技術が用いられていることにも驚かされます。

大谷石による重厚な1階エントランス

各部屋には「時間旅行へのご案内」という、持ち帰り可能な小冊子が置かれています。資料片手に館内を散策するだけで、各国の要人 や著名人をもてなしてきた歴史を感じられます。もともと洋館だった建築をベースとして、外国人を喜ばせるため日本的要素をふんだんに盛り込んでいます。その和洋折衷な雰囲気が独特で、唯一無二の宿です。調度品のひとつ一つも芸術的で、美術館を鑑賞しているような気分に浸れます。

晴れたので朝の散歩をしました

貴重な1泊をより有意義なものとするため、希望者と大谷(だいや)川まで下りる敷地内のコースを歩きました。中禅寺湖や華厳の滝を経た流れは意外に速く、男体山や世界遺産に含まれる神橋も眺められます。もう1本の山ルートも晴れていれば景色は素晴らしいものの、夜間の雨などで湿っているとヒルが出るため要注意です。

苔むした散歩道
川面から望む男体山

これまでお客様とともに世界中の高級ホテルに滞在した経験がありますが、日光金谷ホテルは自信を持って「日本代表」として推せる宿でした。

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